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これが噂に聞く楽斗流エゴプラの術! レポ by 更待月(月齢20)
11月1日群馬音楽センター 6時開場の予定が、6時半になって列がやっと動き出す。 ただし、客席には入れず、ロビーにて待つようにとの指示。 「ステージの準備がまだできていません」との説明。 楽斗はここでのライブは初めてのはず。きっと準備に念を入れてのことなのだろう。 6時45分ごろ、ロビーから客席に通じる扉が一斉に開かれて、いよいよ入場。 客席はやや横長で奥は浅い。1階のみ。 フロアは階段状になっていて、ステージからはおそらくすべての観客の顔をクリアに見わたせるだろう。 きょうの座席は二列目中央。 死ぬまでに1度はこんな席で楽斗さんのライブを見たいと思っていた。 いったいどんな心の準備をしていればいいのだろう。 7時半。幕はまだ開かない。 それまでに、何度かかすかに、エゴイストプラチナムの香りが漂ってくるような感覚があった。 ただ、それは現れては消え、現れては消える。。はかないもので。 おそらく客席にもエゴプラをまとった人がいるはずなので、そのせいだろうと思っていたのだが。 7時半すぎ。明らかにそれまでとは違う強さの香りに気がついた。 あっ?これは?これは?と思っていると、 にわかにライトが消えて。Noahが流れはじめる。 やはりそうだったのだ。この香りが彼がそこにいるという証拠なのだ。 透き通った天幕の向こう側に、jobがひとりまたひとりとステージに現れる。 そして、幕が開くと同時に、強烈なエゴプラの香り。 そして、ライトの中央に楽斗のシルエット。。。。 これが噂に聞く楽斗流エゴプラの術! この香りは、ライブの最後まで、楽斗が激しく動くごとに感じられた。 新曲の前のインターバルにも幕が閉まるが、 あのときも幕が開く前に「あ、始まる」とわかったほど。 非常に新鮮な体験だった。 さて、Lu:naのアクション。 わたしはことしのライブはこれで3回目だが、もちろんこんな近い距離は初めてだ。 いったいどうなっているんだろう、と興味深々で見てしまう。 ワイヤーにからだの動きの自由が奪われているようだ。 空中3回転!のあと、右に、左に動くところでは、 もう1歩もステップの無駄はできないぎりぎりの時間のなかで動いているようす。 もちろん、装置の脱着も。遠くで見ていたときに楽しんでみていた光景も、 こうして手の内が見えてしまうと、かえってはらはらする。 アクションシーン終了と同時に、もちろんみんなで拍手喝采。 ANOTHER WORLDのあと。 ギターに合わせて「楽斗〜!!」と呼んでも、楽斗からの返事はなかなか聞こえないが、 ここでは、ギターの付け替えや、rainでステージに飛び散った水しぶきのお掃除 (20人くらいの黒いTシャツのスタッフが大急ぎで床を拭いている!)が行われている。 決して楽斗は「いじわる」で「じらし」でお返事をしないのではないのだった。 準備ができるとすぐに、楽斗は客席に応え始める。 そして群馬では「愛し合おうぜ!」でMirrorが始まった。 この日Mirrorで、楽斗がYouにジャンプで胸から体当たりしていたのには爆笑。 あとでYouも楽斗さんに後ろから体当たりしていた。 また、Coda部分では、ふたり向かい合って立ってじっとしていたかと思うと、 楽斗がYouの左足に自分の左足をひっかけて、Youは一瞬ぐらっと(笑)。 すぐに、Youも楽斗に同じ動作をしたが、楽斗はすかさず左足をさっとどけてしまい。 そして顔を見合わせて笑っていた。 この日はとても楽しそうなようすで、舞台の下に、
舞台よりも30センチくらい低い台ができていたのだが。 ここに降りて腰掛けて歌った一瞬も。 最前列から手をのばしても彼に触れることはできず、 またしても天使の距離だったようだ。 舞台から袖にさがる際にスタッフに抱きかかえられるようにしているのは、 これまでも見たことがあったのだが、 実は舞台にあがってくるときにも、 スタッフに「そらっ!」と背中を押し出されるようにして、登場している。 最初の2、3歩はふらついているのだが、 ライトがつくと同時にしっかりとなっているのは凄い。 いったい舞台を降りているときの楽斗は、どうなっているのだろう。 MCは「おかえり」「ただいま」から始まって、 この会場は天井が低い。だから背が高く見える。 Renもきょうは背が高くなったように見えるよ?という話から。 群馬といえばヤンキーの町。 そして、ヤン車がいっぱい、というお話。以下うろ覚えで。 初めて群馬に車を買いに来たとき、ものすごいヤン車がいっぱいで。 スモークもスカートもいっぱいで、たばこが横にするとはいらない (どういう意味なのでしょう)、こんな車が走るのかと思った。 で、自分の初めての車は黒いアメ車。 東京に上京してきたときに、jobを含めてみんなで、 街を歩いていてなめられないような外見にしようと思った。 で、Youは髪を真銀に染め、自分はスーパーサイア人に。真っ青に染めたものも。 Renはどうしようかなあというので、みんなで「剃っちゃえ」と言ったら、ほんとうに剃ってしまった。 そういういでたちで、みんなでそのヤン車に乗って渋谷に買い物に。 買い物が終わって「みんなもう乗った?じゃあ」と自分が車を出すと同時に、ボン!! 車の前を見ると、原付のそばにおじさんが倒れてぴくぴくしている。 すぐにnaoがすごい形相で車を降りていき、「どうしたぁ!大丈夫かぁ!」 とおじさんを見下ろしてゆさぶりながら声をかけている。 さらにYouも「どうしたぁ!」と。おじさんは道に倒れたまま頭をかかえて 「勘弁してください。そっとしておいてください」とちぢこまっている。 「どうかこのままにしておいてください」 と、絶対に自分たちと係わり合いになりたくない様子。 Renはチェックの短いズボンに白いふわふわしたコート というかわいらしいいでたちだったので、Renがおじさんの前に立つとおじさんは 「ああ!やっと普通の人がいた!」と一瞬安心した表情だったのだが、 Renが自分の頭をぐしゃぐしゃっとやって「おっさん、だいじょぶ〜?」 と言ったとたん、またおじさんは「このままにしておいてください」とまるっきり弱気な表情に。 自分も、警察に行こうとか、病院に行ったほうがいいとか、 声をかけておじさんの両腕を抱えて車に乗せようとしたのだが、 おじさんは「離してくれぇ!」と絶対に乗ろうとしない。 結局、自分たちはおじさんをそこに残して立ち去るしかなかった。 自分の車は、東京にきてからもしばらくは群馬ナンバーだった。。。。そういうお話。 それにしても、MCの楽斗は、どうして終始あんなに楽しそうなのだろう。 好きなひとが自分のそばで笑っている。 こういう瞬間を、どうして持ちかえることができないんだろう。。。。 MCが終わると、舞台はエンディングに向けて一気に走り出す。
memories。ひざまづいて歌う楽斗の瞳が、潤んでいるように見えた。
彼を失いたくなくて叫び続けるわたしたちの声を背中に受けて、 楽斗はまた、光の向こうに、帰っていった。 今回、2列目を経験して、思ったことなのだが。 歓声。舞台の上で楽斗が聞いているものに、とても近いはずの客席の声を、わたしは聞いた。 自分という1点に向かって、襲い掛かってくるかのような、情念のかたまりのような声。 圧倒的な迫力がある。ただ大きいというのではなく、力を感じるのだ。 これを受けとめるのはどんなにか。。。。大変なことだろう。 幕が降りて退場の最中。
何組かのグループが声をあわせて「楽斗さんありがとう!」 と舞台に向かって声をかけていた。 できればわたしもそうしたかったが、声を出す勇気がなかったのでこの場を借りて。 楽斗さんありがとう。 わたしたちの前で歌ってくれて、笑ってくれてありがとう。 最高の時間をくださったことに、感謝いたします。 |