拝啓 藤井フミヤ様
(番外編)

拝啓
藤井フミヤ様 いかがお過ごしでしょうか
いきなりこうしてお手紙を出させていただく事をお許しください。


私は結婚5年目のしがないサラリーマンですが、このたびある事情により妻と夫婦喧嘩を起こしてしまい、今日で4日も妻と口をきいていないのです。

こういう話をすると「喧嘩するほど仲が良い。」などと思われるかも知れませんが、それは大きな誤解というものです。

あなた様の創り出す、すばらしい世界観の中に「別れ」や「すれ違い」などの単語は出てくるでしょうが、

「お弁当にぺヤングがぎっちり!」
という状況は絶対に創造できないハズです。

・・・私はそのお弁当を周りに見つからないように隠して・・・ううぅぅぅぅぅぅぅ・・・

・・・すみません。こんな私の恨み言などを言い募るはずではなかったのです。ただあなた様に一言私の気持ちを察していただきたかったのです。

それというのもあなた様は、インタビューで「夫婦喧嘩の時は、中途半端に謝ってはダメ。謝るときは誠意をもって心のそこから謝るのが夫婦円満のコツ。」ということを答えていましたね。

私はそれを見て感銘を受けました。親しき中にも礼儀あり。自分が悪いと思った時は素直に謝ろうとその時に私は決意したのです。

・・・ところがです。たった5年の間に妻は変わりました。あきらかに私が悪くないような場合でも詫びを入れさせようとしてくるのです。

フミヤ様 決してあなたを疑う訳ではないのですが、あなたの言葉には嘘はないのでしょうか。本当に夫婦生活で実践されているのですか。

それとも
私の妻の性格があなたの常識外だったのでしょうか。

私は今後どのように妻と接すればよいのですか!!!




・・・長々ととりとめもなく書いてしまいました。
これからも応援しています。

梅雨の折、お体など壊しませぬよう。

敬具




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