田無タワー

田無タワーとして周知されているものの正式名は『スカイタワー西東京』。 (株)田無タワーによって運営されている。場所は芝久保町5丁目、新青梅街道の田無と小平の境界近く。
『都心部における建築物高層化及び再開発による電波障害対策並びに無線通信の高度利用に資する施設』として密かに活躍している施設でもある。
また、田無タワーは夜間のライティング・カラーで翌日の天気を予報するといった、お茶目なサービスも提供している。
市内からぐるりと周囲を見渡すと目に入るのが田無タワー。地域のランドマーク(目印)としてほとんどの住民が知っているものの、その役割を知っている方はあまりいないようなので調べてみました。
田無タワーは『民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法(通称:民活法)』に基づき、 郵政省所管特定施設のマルチ・メディア・タワー(多目的電波利用基盤施設)として平成元年2月16日に認可・建設されました。官庁の広報によると、このマルチ・メディア・タワーは地域における無線メディアの多様化への対応及び普及・啓発を促進するために 設置されるとして、以下の条件が定められています。
  
1.各種無線通信の用に供する送受信空中線を集合設置するための無線鉄塔等の無線業務施設と 会議場施設・展示施設等の共同利用施設を併設した複合施設
2.機能要件等
<無線通信業務施設>
・ 自動車電話,MCA,マイクロ波中継等の各種アンテナその他無線設備の設 置能力を備えている無線鉄塔・建物であること
・搭載可能な空中線装置の風圧荷重の合計が3,500 Kg以上であること
<共同利用施設>
・電気通信の啓発普及のための展示施設、パソコン教室等の研修施設、会議場施 設、その他共同利用が経済的な施設を備えていること
・ 延床面積が300平方メートル以上であること
  
日頃から見慣れた建物も、設置目的や用途などを知っておくと、より一層身近なものとしてとらえられるのではないかと思います。
(展望台として利用できると、さらに身近に感じられるのですが.....きっと絶景でしょうねー)