田無駅新駅舎

1999年4月24日。 ついに新駅舎が開業しました。この日を迎えるまで、連日深夜に及ぶ工事を目の当たりにしてきた筆者にとっては感慨深いものがあります。 思い起こせば開業日に至るまでの3週間、終電間近の帰宅がほとんどでした。田無駅に着くのは午前0時もさらに過ぎた頃。そんな時間にもかかわらず、構内では大勢の人達によって急ピッチに作業が進められていました。
何となく、知らないうちに旧駅舎が閉鎖され、臨時改札ができ、臨時通路が作られてゆき、そして駅舎は完成し、便利に使えるようになったようですが、これも鉄道会社や駅員、工事現場に携わる方々の努力によることを感謝する次第です。
*世の中、目に見えざる所に他人の助け有り(風)

開業はしたものの駅舎全体としての工事は密かに続けられている。最終的にはどうなるのか楽しみ。

すっきりとまとめられた券売機周辺の様子。定期券の自販機も設置された。 マニュアル販売の定期売場もある。明るく開放感のある駅北口。

整然と並ぶ自動改札。 改札窓口は無く、それに代わるものとして案内所が設けられているが2カ所の自動扉を開けなくては通過できないので不便。合理性を追求するのは仕方ないものの、改札業務を傍観のみに徹する姿勢は利用者軽視の感あり...。が、これも時代の趨勢か。その後、西武線ではこうした改札スタイルで統一することになったようです。

明るく広々とした駅構内にはファーストフード屋、乳製品屋が開店。また工事のために退店していた百円均一ショップが再びカムバックし、さらに南口階段下には持ち帰りの豚カツ主体総菜屋が開店したことにより駅構内の生活環境は著しく向上した。

ついにベールを脱いだ駅南口。無機質なデザインと、アクセントに付けられたパステルカラーの配色が周囲の景観にアン・マッチするものの結構素敵。しかし、壁面 に設置された巨大な看板がケバケバしくて無粋なのは残念至極。

南口側に開設されたエレベーター。車椅子を利用する方も人手を介さずホームに移動できる。