田無駅 その1

竣工から早くも2年の風霜を経て、田無駅の改築工事がいよいよ佳境に近づいてきました。
交通機関という公共性から、運用に支障を来さないように配慮せざるを得ないものの、これまでの西武鉄道および田無駅員そして工事をおこなっている建設会社の関係者各位に、利用者の一人として心からの賛辞を送りたいと思います。
さて、新装開業も間近ですが、長くもあり、また今にしてみれば(慣れてしまったので)ああっという間に出来てしまったような、田無駅を周辺の様子も併せて紹介します。


北口

駅構内への入口は現在北口側のみ。当初は改札だけだったが、その後、工事の進捗にともない、売店やDPEショップ、花屋の臨時店舗が設けられ、ささやかながら賑わいをみせている。


南口
工事のため臨時階段が数十メートルほど新宿側に移動して作られている。この階段から狭い通路をとおり一旦北口側に出てから改札に至る不便さはあるが、今はもう日常生活の中に組み込まれてしまった(慣れというのは恐ろしいぞ)。
臨時階段によって人の流れも変わってい
壁面の塗り替えなどこまめにメンテナンスされていた南口臨時階段と通路
った。駅から向台小学校に至る経路を利用していた人たちのほとんどは、駅前の文具/書店やコンビニに挟まれた道を経由していたが、階段が移動すると、先の道からひとつ隔てた飲食店が並ぶ道と市役所通りを横切って民家脇の私道を経由するルートの利用者が急増した。これについては、私道の持ち主には迷惑至極と同情せざるを得ない(完成すれば以前のような静けさが戻ってくると思います....) 。
南口階段も着々と完成しつつある
エスカレーターも設置され、お年寄りや身体の不自由な人も無理せずに駅を利用できるようになることは喜ばしい。しかし、階段入口はシャッターが設けられているので、営業時間外は向こう側に通り向けできないようになる気がする....
(良く見ると新駅舎はビビットかつ大胆な色を採用してますねぇ...)