大ヤマメばらして終了！09年シーズン最後の鬼怒川

遅番明けだったため、寝坊をしたこともあり家を出たのが6時前になってしまいました。
すっかり明るくなってから上平橋に着いたのが6時半ごろ。餌釣り師の姿ががポツポツ見えます。

川の様子を見る限りでは、前日よりも減水しているようです。あまり釣果は期待できそうにないです。
あわてずに準備を済ませ、先月の出水で変わってしまった地形を確認しながら下流へ下ります。

橋下流右岸に並ぶテトラ帯が終わったあたりから、対岸ギリギリを狙ってDコン63を打ち込みます。
クロスからダウンクロスで探り1キャストごとに移動しますが、チェイスは見えません。
出水により流れが狭まり、とてもよい感じのポイントでもバイトなしでした。

更に下って、水量が多ければガンガン瀬のポイント、左岸のブッツケとミノーを流すも無反応。
水位が下がり気味では低活性は仕方のないことだと諦めていました。いつもの開けた場所でUターン。

ガンガン瀬になるポイントを探っていると、ルアーマンが一人見えました。
その方は、上流にある餌釣り師に人気のポイントに入りました。しばらくしてそちらを見ると、しゃがんでいます。 ずっとしゃがんでいたので、おそらく魚をヒットさせたのだと思いました。

その様子を見て、今日は駄目だと思い込まずに復路はちょっと真剣になろうと思いました。

ガンガン瀬上流の瀬頭あたりから、アップに近いアップクロスで細かなトゥイッチで誘います。
上流に向かって移動するので自然にアップ気味のキャストになりますが、 秋ヤマメは流れを横切る動きよりも縦の動きに反応が良いと、昔買った釣り雑誌の記事に書いてあったことも意識してみました。

太ももぐらいの水深のポイントだったので、ミノーを目で追いながらトゥイッチを入れます。
しばらくすると「グワン」と手元に感じたのでアワセます。直後に水面が割れて魚がもがいています。
デカイ！それを見た瞬間そう思いました。おそらく40前後のヤマメでしょう

戦闘モードに入ろうとした瞬間、フッと軽くなってしまいました。思わず天を仰いでしまいました。

ミノーを回収してフックをチェックしたところ、何とお腹のミノー用スイミングフックが外れていました。お腹にフッキングして、何らかの理由でフックが外れたのでしょう。

考えられる理由は2つあります。
ひとつは、魚がもがいた瞬間にスプリットリングから外れてしまった。もうひとつは、アイの役目をしている糸の部分が切れてしまったことです。

バラシてしまったのは悔しいですが、アップクロスでヒットしたのは収穫でした。
気を取り直して再び下流へ下り、ダウンで探ったポイントをもう一度アップで探り直すことにしました。

下流では1チェイスの反応でしたが、今日本命と思っていたところから2匹ヒットさせることに成功しました。

どちらもサイズは20センチちょいと小さいものの、パターンに気付いて釣り方をアジャストし、魚をヒットさせることができてホッとしました。

2匹ヒットさせたあとはバイトはなく、今日はこれで十分と車へ向かいます。

橋上流の瀬で、朝から餌釣り師がまだ粘っていました。 期待はしていないのですが、今日は最後ということで軽い気持ちでキャストしてみました。

すると、なんと1投目でヒットしました。それが皮肉にも、本日最大の25センチ弱のヤマメとは。

その後チビをもう1匹追加して、これで今日は計4匹。

すっきり晴れないので意識しませんでしたが、時計を見ると11時半をまわっていました。
デカイ魚をバラシはしましたが、最終日になんとかヤマメを釣ることができたので一安心。
今日の釣りを終了することにしました。

前半2匹はトロ瀬の終わるあたりにあるヒラキから流れが絞られるポイント。
後半2匹は瀬で、流芯がらみの流れ。ともに、アップクロスのトゥイッチでのヒット。

上にも書きましたが、バラシた後に釣り方をアジャストして魚をヒットさせることができたのは収穫です。 大ヤマメをバラシたままシーズンを終了したのでは、来シーズンの釣り運が良いはずありません。

今日でヤマメ狙いは終了ですが、今年はミノーを沈めることの重要性を強く感じたシーズンでした。
来シーズンはその辺を見直して、今年よりもさらに良い釣果が出せるように頑張ります。