| ２００６年６月４日（日） 偶然がもたらしたもの 那珂川（湯津上地区）
■釣行プラン■ 今日も午前中は曇りの予報だったので、早朝よりヤマメを狙う。前日の結果や週明けの増水の様子から、魚はやや上流に移動したのではと思い、昨日の場所よりはやや上流に向かうことに。とはいえ、アユの不調などから黒羽地区までは行き過ぎだろうと思い、湯津上地区に。昨年いいポイントと記憶していた場所があったので、そこへ行ってみる。 ■概況■ 今日は休日で、アユ釣り師が来るもの早いだろうと読み、４時半ごろには釣り場に着いた。適当に車を止め、記憶をたどってひたすら釣り下る。釣りを開始した辺りはいい感じの流れだったがバイトもないし、記憶していた場所とも違う。そのうち小砂利のまっ平らな瀬になったので、ロッドを振らずにただただ歩く。 かなり歩いて、ようやく見覚えのある風景になった。下流に目をやると、餌釣り師が２人。このエリアのメインになる場所に立ちこんでいたが、そこまでにも小さいポイントが何ヶ所かあるので、順番に叩いていく。 いい感じのポイントの３ヶ所目を探っていた時だった。石裏のヨレをトゥイッチしていたのだがバイトがなく、打ち直そうとルアーを早巻きで回収している時にいきなりゴツンとロッドに衝撃。そのままヒットとなった。  キャッチしたのはヤマメ、サイズは２７センチだった。ヒットタイムは５時３５分。想定外のヒットで驚いたが、その後冷静にヒット状況を分析した。そこで気付いたことは、魚は石裏ではなく、石の前に居るということだった。その直後、ほぼ同じポイントで同サイズをバラす。思い返してみると、同じポイントで２度ヒットさせた経験はない。このことから、この周辺に魚が溜まっているのではと想像する。 さらに下って、餌釣り師の方のところまで来たので、挨拶をして状況を話し合った。１人の方は魚を掛けたあと下られて姿を見ずにバラシたそうで、それを聞いて間違いなく魚は居ると確信を持った。 話のあと、さらに下ると１匹目をヒットさせたポイントと似たようなポイントを発見。石の前にルアーを通過させることを意識して探る。１投目、反応なし。２投目、反応なし。そう甘くはないよな、と思いながらもさらにキャストを続ける。５投目ぐらいだったか、着水後レンジをキープする感じで流し、石の前でロッドを寝かしてラインに水圧をかけ、石の前を横切らせる。それでも反応がないので、チョンチョンと縦にトゥイッチした直後、ガッツンと強い衝撃のあとに魚が一気に下流へ下りだした。  何度かジャンプされたもののロッドを寝かせて対応し、無事取り込んだ。ヒットした直後はラインを出されかなりの良型と思ったのだが、取り込んでみると３０センチぐらいだった。しかし、サイズよりも思った通りに出た１匹なのでかなり嬉しい。メジャーを当てると３１センチだった。ヒットタイムは６時２０分。その後、同ポイントを探ってみたが、ヒットはなかった。さらに下るが、この時間になるとアユ釣り師が増えてくる。いちおう、目的の場所まで下るがヒットはなく、また来た道を戻る。復路は違うミノー、スプーンなどをキャストしてみたが、バイトはなかった。先ほどの餌釣り師に話しをしたら、３０センチクラスのヤマメを２匹キャッチしていた。お互い釣れて良かったですねと挨拶をして別れた。 見覚えのある風景の最上流部まで来たがバイトがなく、上流から５〜６人の団体でアユ釣り師がぞろぞろ向かって来るのを見てこれ以上釣りは無理と判断し、今日の釣りは終了となった。  ７時半の時点で水温は１７．５℃。瀬なので水温が上がるのが早いのか。 終了時には、下流部はすっかりアユ釣り師に占領されていた。■ポイント＆メソッド■ 今日のヒットパターンは、石の前をミノーを横切らせる動きでのヒット。これがあの「Ｕ字」というメソッドなのだと思う。石の前といっても瀬の連続している場所で、石の前には１０メートルぐらいの距離で岩盤の凹によってできた深みがないと駄目だった。今までは石裏のヨレのようなポイントばかり気にしていたので、今回のヒットによって今後の釣りがかなり変わるかもしれない。 ■反省と今後■ とにかく、結果的には大満足で、特に２匹目は予想通りに出た会心の１匹だったので、かなり嬉しかった。これも、ルアーを回収した時に偶然ヒットした１匹目のおかげで、あれがなければどんな結果になったかわからない。また、餌釣り師にもヒットがあったのを見ると、エリア的にもはまっていたように思う。本流サイズを一度に２匹キャッチしたというのも初めてで、とにかく嬉しい事尽くめである。今日開眼したメソッド「Ｕ字」を意識し、またキャッチできるように頑張りたい。 ■釣行データ■
■使用タックル■
■経費■
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