2003年6月28日(土) 無欲の1匹
おとといあたりからまとまった雨が降り、ゆうべも夜中は雨。大潮まわりで干潮が9時頃と、釣りには絶好のタイミングなのであるが、なんと出勤命令が出てしまった。午後の半日だけに勘弁してもらい、遅番あけで辛いが5時に家を出発。8時半までの予定で久慈川河口へ向かう。 最近コチが好調らしいのだが、雨では釣り人はいないだろうと踏んでいた。しかし、甘かった。マイポイントには既に4人の先行者がいた。仕方なく上流のポイントに入る。 大潮だけあって、流れがどんどん速くなる。水の色はささ濁りで、いい感じである。手前よりも沖にいい流れがあるのだが、届かないので手前を狙う。ミノー、ジグと使って反応がないので、ローリングシャッドでリフト&フォールする。すると、小さいバイトが何度かあった。ワームをチェックすると、フグ特有の歯型があった。何気に下流をみると先行者が2人帰ったので、ここでは粘らずに移動する。 河口の最下流部に入る。ここは溝らしい地形はないのだが、出来るだけ流れのある場所を見つけてキャスト。手前をミノーで、沖をジグで狙うが、反応無し。徐々に上流へ移動。移動しながら、定位している3個のブイを見つけた。仕掛けのようだが、何かはわからない。気にせずカストマスターをキャストしていたが、そのうち引っ掛かってしまった。網が仕掛けてあったようだ。これをキッカケに、沖は捨てて手前のブレイクを中心に狙うことにした。 ラウンドジグヘッド10g+ローリングシャッドMの組み合わせでアップクロス気味にキャスト。リフト&フォールするが、流れが速くてフォールの時間が短いようだ。それならばと、ダウンクロスで扇状にリフト&フォールしてみる事に。その後間もなくであった。フォール中に「ゴンッ」ときた。 スイープにあわせをいれ、ロッドを寝かせたまま寄せる。重い引きなので、ヒラメ?などと浮かれていたが、近くまで寄せて確認すると、コチ。それもグッドサイズ。しかし、何かおかしい。ワームが見えない。さらに目を凝らして見ると、丸呑みされている模様。リーダーを切られないように、更に慎重に寄せる。寄せ波にあわせ、一気にズリ上げる。お腹デップリのナイスコチである。ヒットタイムは7時40分。 魚体を真っ直ぐにして測ると、55センチあった。今年2匹目の50UPである。写真撮影後、リリース。あの腹では、群れで寄ってきている可能性があると思い、ヒットポイント周辺をくまなく探る。しかし、反応は続かず。リミットの8時半近くになったので、残念だがこれにて終了。 先行者がいたにもかかわらず、運良く1匹獲ることができた。先行者もワームで攻めていたはずだが、おそらくエコギア系のワームのはず。使うワームが違ったのが、ヒットした理由のひとつだろう。それと、今日は時間がないのでキャストするルアーをある程度絞り、移動をまめにした。それも、ヒットした理由ではないか。時間があるときほどあれもこれもと欲を出し、1ヶ所で粘って時合が過ぎてしまったり、リトリーブが雑になったりする。今回はそれがなかった。今日の1匹は、無欲の1匹と言えるのではないか。 (8時半頃の釣り場の様子) ■釣行データ■
■使用タックル■
■経費■
<back|next> |