2003年1月11日() 50匹には遠く及ばず
今日も管釣り。いろいろ悩んだ挙句、なら山沼へ行くことに。決め手は前日電話をした時に、年末にイトウを放流したという話しを聞いたのと、もしそれが駄目でもここは魚影の濃いので、真剣にマスを狙ってもそこそこ釣れるだろうと踏んだからだ。妻の了解をもらい、朝いちから釣りができることになったので、8時の開始に間に合うように6時前に家を出た。

夜中に降った雨が所々凍結しておりヒヤヒヤしたが、無事7時半ごろなら山沼に到着。チケットを購入し、去年イトウの実績のある場所と教わった、事務所の反対岸に陣取る。

時間があったので、ゆっくり準備をして開始時間を待つ。そして8時ちょい前に開始の合図がなった。皆いっせいにルアーをキャストし始める。自分はまずはミノーでイトウを狙う。今年になって調子の良いグリグリを試すがバイトもチェイスも無し。次に、ロングビルやクランクで様子をみたが、こちらも反応は無かった。30分ほどで見切り、スプーンの釣りに切り換えた。

今日は最近にしては暖かく穏やかだ。開始時は2℃程あり、ラインの凍結もない。風もほぼ無風状態で、ブクブクに厚着をしている人も、あまりいない。そのせいだろうか、周りのロッドがあまり曲がらない。フライもルアーもホントにポツポツである。魚影の濃さを誇るなら山沼が、いったいどうしたことだろう。実は、イトウがだめなときは、マスを50匹釣ることを目標にしていた。ちょっとこのままじゃ、心配である。

8時半を過ぎた頃に、トラックで魚の放流が始まった。最初に大きい方の池、次に小さい方の池へ、時間にして30秒ぐらいだろうか、ドボドボと流していた。魚種は確認できなかったが、相当の量が入ったはずた。

9時半前ぐらいから、あっちこっちでロッドが曲がり出した。放流した魚が回り出したようである。そのうち自分にも本日初ヒット。ヒットには至らないまでも、バイトが頻繁に起こるようになった。表層が良さそうに思えたが、それよりもやや下がバイトが多かった。

1時間に1回ぐらいは、グリグリを試してみるのだが、一向にチェイスする様子もない。イトウは完全に駄目みたいだ。そんなわけで、午前中は真剣にスプーンの釣りをして、16匹キャッチ。

コンビニの牛丼で昼食をすませ、しばしの昼寝のあと午後の部開始。開始第1投でいきなりヒットした。幸先のいいスタートだ。その後もしばらくバイトは続く。連釣と行きましょうというときに、ちょっとしたハプニングが起きた。魚をリリースしようとフックをつかむのにロッドを立てすぎたせいで、長年愛用してきたリバティの穂先が折れてしまった。まぁ、折れた部分は前から白くヒビのようなものが入っていたので、いつか折れると予想はしていた。換えのロッド、テクニカルスティックにリールをセットし直し、釣りを続けた。

昼前から南風が吹きはじめたのだが、14時ぐらいになると南東の風になり、あしもとにゴミが集まり出す。と、同時に魚も浮いてきた。こんなサイズいたのか?というぐらいのグッドサイズの魚も浮いてきてやる気が出るが、そいつらはルアーに反応しない。釣れるのはチビばかりであった。チビも、表層にいるのは釣れにくい。そのちょっと下が良く釣れた。

15時半ぐらいをまわる頃から、頻繁にあったバイトも単発になってくる。まわりも同じような状況で、16時前には帰り支度の人が多くなってきた。ラストチャンスとミノーを投げまくっていると、アスリートF9センチにイトウがチェイス。これは粘ればいけるかも!!そう思って16時半の終了時間までミノーで攻めることに決めた。実績のあるT−REX、ブラウニー等のトラウトミノー、インスパイアーのバス用のミノーといろいろローテーションしていくが、最後までイトウがバイトしてくる事はなかった。

結局マスは26匹という結果に終わった。50匹には、遠く及ばなかった。周りはというと、1ヶ所だけ爆釣している場所があった。それは、イケス周りである。理由はだいたい検討がつく。放流のとき、イケス横に放流するのだが、池のなかで唯一の日陰がそこなのである。そして、イケスには酸素を供給するため(だと思う)上から水を落としている。太陽の光もそこに当たるため、魚たちには絶好の場所なのだ。そこには2人のルアーマンがいたが、見ているだけでざっと30匹ぐらいは釣っていた。ワンキャスト、ワンフィッシュ状態であった。あそこなら、自分もかなり釣れていたはずだ。しかし、他の人もその場所は釣れる場所とわかっていたようで、あえて近づかなかったように思えた。そんな場所でたくさん釣っても、あまり自慢にはならない。

自分の両脇の人でも、30匹ぐらいは釣っている人もいたので、自分はまだまだのレベルである。今日は、バイトがあるものの、乗せきれない魚が多かった。それを獲れれば、もっと数は伸ばせるはずだ。今日のテクニカルスティックはちょっとマイクロスプーンには硬すぎる感じなので、リバティが折れた事だし、新しいロッドを検討して、管釣りマスターを目指そうと思う。


(14時頃の釣り場の様子)













■釣行データ■
釣行時間 8:00〜16:30 (1日フル)
天気 晴れ
気温 1〜7℃
水の色 普通
風向き 南〜南東の風・弱い


■使用タックル■
     スプーン用
ロッド ミッチェル
リバティ5.6ft
ティファ
T−560UL
リール シマノ
ツインパワー1000MgS
ライン バリバス
スーパートラウトアドバンス3LB(dia.0.128mm)
ルアー
リグ
スプーン各種
(ピュア2gなど、意外と金属の輝きが良かった。
イケス脇のアングラーは、3gスプーンを使っていた)



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