"国境は燃えている" モーリス・ルクレール楽団
PHILIPS / 日本ビクター SFL-1036 |
A面 国境は燃えている B面 幸福のテーマ モーリス・ルクレール楽団- - -演奏 |
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これは1960年代発売の、アナログ・シングル盤(EP盤、ドーナツ盤)の紹介です。 1965年初公開のイタリア映画「国境は燃えている(Le Soldatesse)」の主題曲です。 ジャケットには”ヘラルド映画提供・イタリア映画 '65年度モスクワ映画祭特別金賞受賞”と書かれていて”オリジナル・サウンドトラック”とは書かれてないです。 B面の「幸福(しあわせ)のテーマ」には”オリジナル・サウンドトラックより”となっています。 レコードのレーベルには、演奏者が横文字で”MAURICE LECLERC et son orch.”と記入されています。 ちなみに、ネット検索しますと、この映画は1959年製作となってるようですが、1965年の公開は日本での出来事のように感じますが真相は分かりません。 原作はウーゴ・ピロ、監督はヴァレリオ・ズルリーニ、音楽はマリオ・ナシンベーネ(Mario Nascinbene)などとなっています。 出演者はトーマス・ミリアン、マリー・ラフォレ、アンナ・カリーナ、レア・マッサリなどとなっていますが、私はこの映画は見ていませんのでストーリーは全く分かりません。 この曲はマイナー(短調)で物悲しく非常にいい曲で、アレンジもトランペットの演奏も素晴らしいですね。 ところで、私がいつ作成したかは忘れましたが手元にこの曲の手書きの楽譜があります。 私は若いころですが、クラシック・ギター(ガット・ギター)を持っていてそこそこ演奏できましたが、何冊か楽譜集を購入しましたのでその中にこの曲があり、メロディーのみを譜面に書き込んだような気がします。 実は欲しかったのはエレキ・ギターでしたが当時は誰もそうでしたが、親に反対され、仕方なくクラシック・ギターを買ってもらったのでした。 クラシック・ギターは現在はあまり人気がないようですが、エレキ・ギターやフォーク・ギター(アコースティック・ギター)と違うのは、まず金属の弦ではなくナイロン弦ですね。 1〜3弦が釣り糸(テグス)のようなナイロンその物で、4〜6弦が細いナイロンの束にやはり細い金属の針金を巻きつけています。 その他ネックが幅広ですね。 その後20年位前には安いエレキ・ギターやフォーク・ギターを購入しています。 クラシック・ギターは糸巻きの部分が壊れてしまいました。 さてこの曲ですが、問題は演奏者とされる”モーリス・ルクレール楽団”ですねぇ。 ネット検索しても正体が不明で、とあるブログでは日本人ミュージシャンの演奏らしいと書かれているようです。 同じような例では、コレット・テンピア楽団の「太陽はひとりぼっち(L'eclipse)」(1962年公開のイタリア映画)、エリオ・ブルーノ楽団の「禁じられた恋の島(L'Isola Di Arturo)」(こちらも1962年公開のイタリア映画)などがあるみたいです。 サウンド・トラック盤ではなく、日本のみで大ヒットしたのは、フィルム・シンフォニック・オーケストラの演奏で、1960年公開の「太陽がいっぱい(Plein Soleil)」もそうじゃないかなあ。 なおこのシングル盤レコードは、昔購入したものではなく、10年ほど前(2010年代)にヤフオクで見つけて購入しました。 このシングル盤レコードの他に4曲入りのコンパクト盤(17センチ・レコード、33と1/3回転、”17センチLP”ともいわれる)も見つけて購入しました。 一番下の画像を参照↓ これもネット検索してみましたが、輸入盤ですがこの曲が収録されているオムニバス盤CDがあるみたいです。 この映画では、DVDやブルーレイで発売されているようです。 以下はYouTubeでの音源で、いずれもモーリス・ルクレール楽団の演奏と思われます。 「国境は燃えている、 Le Soldatesse」サウンド・トラック、Soundtrack 『国境は燃えている』 (La soldatesse) original sound track 1965年 以下はニコニコ動画での音源です。会員でなくても視聴可能のようです。 (実は以前私が投稿した動画です。動画製作のスキルがなく残念ですが、このシングル盤レコードから音声をパソコンに取り込んで製作したものです。現在は会員ではありません。) 「国境は燃えている」 モーリス・ルクレール楽団 |
右がこのシングル盤で左は4曲入りコンパクト盤