白線流し / 木村美保
（アナログシングル盤）

これは1979年発売の、アナログシングル盤（EP盤、ドーナツ盤）の紹介です。 木村美保の「白線流し」のアナログ・シングル盤レコード（17cm）、45回転です。 作詞・こいけはつみ、藤公之介、作曲・佐野研三郎、編曲・戸塚修となっています。 ”白線流し”はネットで調べると、岐阜県高山市の岐阜県立斐太高等学校の春、毎年卒業式で行われる行事で学校の近くを流れる大八賀川（だいはちががわ）に卒業生の学帽の白線とセーラー服のスカーフを結び、その川に流す恒例の行事のようです。 その光景を時々テレビのニュースなどで見かけますが、在校生が川下で待ち構えていて流れてきた”白線流し”を回収しているようです。 この「白線流し」は、それをモチーフとした非常にきれいなメロディーの曲になっています。 木村美保はこの曲がデビュー曲のようで、大分県別府市出身となっていますが、その後引退しているようです。 ちなみに、この曲は童謡歌手だった小鳩くるみとの競作となっていたようです。 ”白線流し”は映画やドラマになっているようですが、この「白線流し」はその主題曲などとは無関係のようです。 私がこの曲を知ったのは実は40年も経った去年（2019年）でした。 ある日YouTubeを見ていたら偶然見つけました。 3種類ほど動画がアップされているようで、動画の制作方法もずいぶん凝った感じですよね。 曲調は短調（マイナー）のゆったりとした3拍子で歌詞の中に地名なども入れ、いかにも日本人が好みそうな曲になっていますが、あまり大ヒットとはならなかったようです。 そして今年になって、ヤフオクで2度目に見つけて見事入札に成功して購入してみました。 配達されてきたシングル盤レコードは、ジャケットもレコード盤もまだまだ奇麗で新品に近い感じでした。 早速、そこそこ自慢のテクニクス製のレコード・プレーヤーで聞いてみましたが結構感激しました。 ジャケットの裏に歌詞の他、楽譜も載っているのが良いですね。 この楽譜ではEm（ホ短調）で32小節あります。 なおB面は「ワイングラスの指紋」となっています。 木村美保はその後耳の病気になり、音が次第に聞こえなくなるという歌手としては絶望的な状態になっているそうです。 その後、歌手としての足跡を残すためでしょうか発売後20年経った1999年に非売品CDのアルバムでしょうか「あなたの声を聴かせて」に再度「白線流し」を録音しているようです。 このバージョンもYouTubeで聞くことが出来ますが、オリジナル録音とはアレンジや歌い方も違っています。 とにかくこの曲が素晴らしいですので、アレンジが変わってもどちらも感激しますねえ。 いずれにしても現在この曲は販売されていません。 私としましては、この「白線流し」を再度CDで発売してほしいところです。 ※以下、YouTubeの「白線流し」 白線流し 木村美保 オリジナル 白線流し 木村美保 幻の音源 木村美保「白線流し」 白線流し / 小鳩くるみ ※非売品CDアルバムのタイトル曲でしょうか、「あなたの声を聴かせて」がYouTubeにアップされています。 あなたの声を聴かせて / 木村美保