Happy Trails / Quicksilver Messenger Service

"Happy Trails"
Quicksilver Messenger Service

Happy Trails / Quicksilver Messenger Service
(P)&(C)1969 CAPITOL/東芝EMI TOCP-67732
※本作品は紙ジャケット仕様です

01. Who Do You Love Part 1
02. When You Love
03. Where You Love
04. How You Love
05. Which Do You Love
06. Who Do You Love Part 2
07. Mona
08. Maiden Of The Cancer Moon
09. Calvary
10. Happy Trails

John Cipollina- - -vocal,guitar
Gary Duncan- - -vocal,guitar
David Freiberg- - -vocal,bass
Greg Elmore- - -drums

アメリカン・ロック、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスの1969年発表で第2作目のアルバム「愛の組曲(Happy Trails)」。 このアルバムでは主にライブ音源で構成されており、タイトル曲「愛の組曲」(01〜06)では25分以上もある演奏になっている。 クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスは1965年ごろ結成されたようだが、メンバーの他バンドからの引き抜き、麻薬問題などで固定したメンバー構成にならず、タイトルが無いファースト・アルバム「Quicksilver Messenger Service」を発表したのは1968年だった。 このアルバムはそれに続く第2作で、ボー・ディドリーの「フー・ドゥ・ユー・ラヴ」をモチーフとした曲(組曲となっている)から始まる。
当時は、ジェファーソン・エアープレインと並ぶサイケディリックのバンドだったらしいが、日本での知名度は低く、私は1970年代の後半にクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのLPレコードを集めようとしたが、日本盤がすでに廃盤になっていて、実際に手にしたのは輸入盤(しかも中古品)で、5作目の「What About Me」のわずか1枚だけだった。 その後、1980年代にFM放送から「魔女の月(Witches' Moon)」(カセットに録音していた)と言う曲が流れ、この曲が非常に気に入っていたが、これも最近になって、実質的にラスト・アルバムで、1975年発表の「Solid Silver」に入っているのが分かって早速購入したのだった。 今聞くと、初期のサウンドはサイケディリックと言うよりプログレシブ・ロックのような感じで、アルバムごとに次第に音楽性を変化させて行き、「魔女の月」のようなモダンなサウンドになっていったようだ。

以下クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスの主なアルバム一覧
1968年 Quicksilver Messenger Service
1969年 Happy Trails
1969年 Shady Grove
1970年 Just For Love
1970年 What About Me
1971年 Quicksilver
1972年 Comin' Thru
1973年 Anthology
1975年 Solid Silver
- - - - - - - - - - - - - -以下は再結成・ベスト盤など- - - - - - - - - - - - - - -
1983年 Maiden Of The Cancer Moon
1986年 Peace By Piece
1991年 The Best Of Quicksilver Messenger Service(Capitol)
1991年 Sons Of Mercury (1968-1975)
1992年 The Best Of Quicksilver Messenger Service(CEMA)
1996年 Shapeshifter
1999年 The Ultimate Journey
2000年 Unreleased Quicksilver: Lost Gold And Silver
2002年 Classic Masters
2003年 Who Do You Love
2005年 The Best Of Quicksilver Messenger Service(EMI)
2007年 At The Kabuki Theatre

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