Concorde / The Modern Jazz Quartet

モダン・ジャズ・カルテット（通称M.J.Q.）、１９５５年７月２日録音、同年発表の傑作アルバム「コンコルド（Concorde）」。 このアルバムは、モダン・ジャズ・カルテットの初期のアルバムとしては「ジャンゴ（Django）」と共に有名で重要なアルバムとされる。 パーソネルは、ミルト・ジャクソン（ビブラフォン）、ジョン・ルイス（ピアノ）、パーシー・ヒース（ベース）、コニー・ケイ（ドラムス）の４人となっている。 アルバムの解説によると、１曲目「ラルフス・ニュー・ブルース」はミルト・ジャクソン作、６曲目タイトル曲の「コンコルド」はジョン・ルイス作となっている。 その他はスタンダード・ナンバーや名曲で、２曲目「オール・オブ・ユー」はミュージカル「絹の靴下」（１９５４年、昭和２９年）からで、コール・ポーター作、３曲目「四月の想い出」はドン・レイとジーン・デポール作、４曲目はタイトルどうりジョージ・ガーシュインの作品をメドレーで演奏しており、５曲目「朝日のようにさわやかに」は、戦前（１９２８年、昭和３年）のミュージカル「ニュー・ムーン」からで、シグマンド・ロンバーグ作となっている。 いずれの曲も、ミルト・ジャクソンのビブラフォンの音色が綺麗な上、ジョン・ルイスのピアノも上品で聞きやすい。 このアルバムは全曲モノラルで、２０ビットのリマスター盤となっており、トータル・タイムは３６分３１秒。