Infinite Search / Miroslav Vitous

ジャズ・ベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスの１９６９年発表の「限りなき探究（Infinite Search）」。 パソコン用の辞書を引くと、"infinite"は「無限」などとなっている。 したがって、日本語の大げさなタイトルはそのままの訳となるようだ。 ミロスラフ・ヴィトウスはこのアルバムを発表後、ウェザー・リポートに参加するが、その他、このアルバムのミュージッシャンも凄い。 まず、ジョー・ヘンダーソン（テナー・サックス）に、マイルス・デイビスのグループにいたジョン・マクラフリン（エレクトリック・ギター）、ハービー・ハンコック（ピアノ）、ジャック・デジョネット（ドラムス）など。 なお、６曲目の「エピローグ」のみ、ドラムスはジョー・チェンバースとなっている。 当時はフリー・ジャズやフュージョンといわれたこのアルバムの音楽性だが、今でも非常にエキサイトだ。 アルバムの解説によると、ミロスラフ・ヴィトウスはチェコスロバキア出身で、１９６６年に渡米となっている。 インターネットで調べると、このアルバムは１９６９年の「Infinite Search (Embryo)」（全７曲だが曲順が違う）と、２００１年の「Infinite Search (Collectables)」（７曲目の「Cerecha」がない）の２種類あるようだ。