Old Rottenhat / Robert Wyatt

ブリティッシュ・ジャズロックのソフト・マシーンの初代のドラマー、ロバート・ワイアットの１９８５年発表のアルバム「オールド・ロットンハット（Old Rottenhat）」。 全曲本人の作品で、オルガンやパーカッションなど、ほとんどの楽器を本人が演奏しているようだ。 アルバム付属の訳詞を読むと、いずれの曲も難解な歌詞（４曲目はインストルメンタル）となっていて政治色も強いようだが、曲調は静かな感じだ。 ロバート・ワイアットは１９４４年イギリス生まれで、ソフト・マシーン脱退後の１９７１年にマッチング・モール（Matching Mole）を結成するが、一度解散後再結成中の１９７３年に転落事故により下半身不随となる。 その為、マッチング・モールは解散してしまうが、ロバート・ワイアットは車椅子でソロ活動を開始し、１９７４年の「ロック・ボトム（Rock Bottom）」を始めとして多くのアルバムを製作しており、「シップビルディング（Shipbuilding）」のヒット曲もある。 日本語の曲名は、１曲目「同盟」、２曲目「建忘合衆国」、３曲目「イースト・チモール」、４曲目「スピーチレス」、５曲目「ジ・エイジ・オブ・セルフ」、６曲目「略奪王国」、７曲目「ザ・ブリティッシュ・ロード」、８曲目「マス・ミディアム」、９曲目「ガーブザデギ」、１０曲目「Ｐ．Ｌ．Ａ．」となっている。