Vicky

ヨーロッパ出身の女性歌手、ヴィッキーのベスト盤「恋はみずいろ〜ヴィッキー・ベスト」。 ヴィッキーは１９４９年ギリシア生まれで、１９６７年に第１２回ユーロビジョン・ソング・コンテストで１曲目の「恋はみずいろ（L'amour est blue）」が第４位に入賞して日本でもヒットした。 そして「恋はみずいろ」は、翌年ポール・モーリア・グランド・オーケストラのカバー曲として、さらに大ヒットしている。 ヴィッキーはこのアルバムではフランス語の他、英語、日本語で歌っており、２曲目「待ちくたびれた日曜日」、７曲目「時の流れのように」、１１曲目「私の好きなチョコレート」、１４曲目「夜霧のなかで」などは日本人の作品。 他に３曲目の「星空のマサチューセッツ」はビージーズ、６曲目「この胸のときめきを」はダスティ・スプリングフィールド、８曲目「悲しき天使」はメリー・ホプキン、９曲目「カーザ・ビアンカ」はオルネラ・バノーニ、１２曲目「白い十字架」はクラリネット奏者ヘンリー・アーランド、１７曲目「マミー・ブルー」はポップ・トップス、１８曲目「マイ・スウィート・ロード」はジョージ・ハリスンの曲とカバー曲も多い。 一時、アメリカの女性歌手ヴィッキー・カーなどと区別するためか、ヴィッキー・レアンドロス（Vicky Leandros、解説によると本名はヴィッキー・ヴァシリキー・レアンドロス・パパサナシウと長い）と言っていた時もあったようだ。 私としてはやはり代表曲の「恋はみずいろ」の他に、「星空のマサチューセッツ」、名作「思い出のなかで（輝く太陽）」、「朝まで踊って」、「時の流れのように」、名作「悲しみが去ってしあわせが」、「白い十字架」、「夜霧のなかで」、１９７２年のユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝曲「想い出に生きる」、どこか「悲しき天使」に似ている「ひとりぼっちの願い」などが好きだ。