"Buckingham Nicks"
(Stevie Nicks & Lindsey Buckingham)
(C)1973 Polydor Records
Buckingham Nicks
POLYDOR PD5098(U.S.A.)
01. Crying In The Night
02. Stephanie
03. Without A Leg To Stand On
04. Crystal
05. Long Distance Winner
06. Don't Let Me Down Again
07. Django
08. Races Are Run
09. Lola (My Love)
10. Frozen Love

Stevie Nicks- - -vocal
Lindsey Buckingham- - -vocal,guitar,etc.
with
Gary Hodges- - -drums,percussion
Jim Keltner- - -drums
Ronnie Tutt- - -drums
Waddy Wachtel- - -guitar (09)
Jerry Scheff- - -bass
Mark Tulin- - -bass
Peggy Sandvig- - -keyboards
Monty Stark- - -synthesizer
Richard Halligan- - -strings arrangement
Jorge Calderon- - -percussion

フリートウッド・マックに加入する前の、リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスのデュオ・ユニットでの1973年発表のアルバム「Buckingham Nicks」。 しかし商業的には成功しなかったらしく、日本盤のCD(日本盤LPレコードは発売されていたようだ)が出ていたかどうかは不明。 いずれにしてもCDでの再発売が望まれる。 この後二人はボブ・ウェルチが抜けた後、ギタリストを捜していたミック・フリートウッドに誘われて、1975年に正式にフリートウッド・マックに加入した。 サウンドはハーモニーとアコースティック・ギター重視のポップ・サウンドで、フリートウッド・マックの「未発表アルバム」と言っても良いくらいだ。 実際に「Crystal」は1975年の「ファンタスティック・マック」、「Don't Let Me Down Again」は1980年のライヴ・アルバム「フリートウッド・マック・ライヴ」で使われている。 1曲目、4曲目、5曲目、8曲目、がスティーヴィー・ニックスの作品で、2曲目、3曲目、6曲目、9曲目がリンジー・バッキンガムの作品、10曲目は二人の作品、7曲目の「Django」のみ他人の作品(ジャズのJohn Lewis作)となっている。 ところで、「ファンタスティック・マック」の前作は1974年の「Heroes Are Hard To Find」だが、このアルバムの日本語タイトルは「クリスタルの謎」となっていて面白い偶然性を感じるし謎も残る。
日本盤のLPアルバムでは、”ニックス&バッキンガム”と言うタイトルで、1曲目「クライング・イン・ザ・ナイト」、2曲目「スティファニー」、3曲目「ウィズアウト・ア・レッグ・トゥ・スタンド・オン」、4曲目「クリスタル」、5曲目「ロング・ディスタンス・ウィナー」、6曲目「ドント・レット・ミー・ダウン・アゲイン」、7曲目「ジャンゴ」、8曲目「レイセス・アー・ラン」、9曲目「ローラ(マイ・ラヴ)」、10曲目「フローズン・ラヴ」となっている。
インターネットで調べると、このアルバムの他に「The Coffee Plant Demos」という全14曲(合計約43分ほど)のアルバムが発売されているらしい。 でも海賊盤かもしれないなあ。

なお、以下サイトで当時のBuckingham Nicksのライブと思われる音源を聞くことが出来ます。(2010年10月22日現在) ただ、音質はあまり良いとはいえません。 これを聞くと"Lola (My Love)"は、まるで"The Chain"のようなギター・リフだが・・・。 他にも"Rhiannon"など、フリートウッド・マックの曲があるのが不思議。
Buckingham Nicks Live!

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