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花を育てる基礎知識

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肥料のやり方

植物を元気に大きく育てるのには肥料は不可欠です。
しかし、間違ったやり方をしてしまうと植物を弱らせてしまったり最悪枯らせてしまうこともあります。
ここでもう一度おさらいしておきましょう!

●植物を育てる3要素
植物を育てるためには様々栄養が必要です。
特に、『窒素』 『リン酸』 『カリ』 は、『肥料の三要素』と言われ植物が生長するのに欠かせない成分です。
では、この三要素が植物にどのように作用するのか見ていきましょう。

※窒素
葉肥えとも呼ばれ、植物の葉や茎を大きく育てる効果があります。
これが不足すると、葉が黄色くなったり、軟弱な茎になってしまいます。
逆に多すぎると葉や茎ばかりが大きくなって花芽がつかなかったりしますので注意してください。

※リン酸
花肥え、実越えとも呼ばれ、植物の花つきをよくしたり実やタネを大きく育てる効果があります。
これが不足すると、花が咲きにくくなったり、実が小さく、甘みが少なくなったりします。
リン酸の与えすぎによる弊害はあまりないです。

※カリ
根越えとも呼ばれ、植物の根や茎を育て、植物の成長を調整する役割を持っています。
これが不足すると、抵抗力が弱まり病害虫に侵されやすくなったり、暑さ、寒さに弱くなります。

●肥料の種類
肥料には効果の持続力の違う、『速効性』 『緩効性』 『遅効性』 の三つのタイプがあります。それぞれの使い方を見ていきましょう。

※速攻性肥料
速攻性肥料は主に液体肥料の事を指します。
液体ですので、すぐに効果がありますが持続力はほとんどありません。

開花期間中のものであれば、一週間に一度程度与える必要があります。

すぐに効果を出したい方にオススメです。

※緩効性
緩効性肥料は、粒状のものが多く化成肥料などがこれに当たります。
2〜3ヶ月程度効果が持続し、ゆっくりと効果が出てきます。

一度置いておけば長く効果が続きますので、普段から置いておく肥料として便利です。

※遅効性
遅効性肥料は、与えてから30日〜40日程度経過してから徐々に効果がでてくる肥料です。
長期間にわたって効果が持続します。


●元肥
花を植えつける前に予め施しておく肥料のことを元肥(もとごえ)と言います。
基本的に植えつける一週間前から施しておきます。
こうすることで肥料が土に吸収されて植えつけた花が養分を吸いやすくなります。

※施し方
根に触れると肥料やけを起こしますので触れないように施します。

簡単な方法は、土に混ぜこむことです。
マグァンプKとか油粕とかが向いています。

これでは根に触れてしまうかもって心配な方は次の方法を試してください。

容器の底から 土、元肥、土 という3層構造にしてください。
下の層の土と上の土の層は、元肥を境にして、1:2くらいにします。

こうすることで、植えつけてある程度生長したところで根が肥料の層に到達し、
大きく育つことができます。

これは野菜苗などでよく使われる手法ですので野菜を作ってらっしゃる方も是非お試しください。

●追い肥
植物の生長に応じて後から施す肥料のことを追い肥(おいごえ)と言います。
生長期にあたる花に栄養を補給させるためにあげます。

追い肥として使用されるのは主に、液体肥料・緩効性肥料です。

 
 
 
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