2号機での焼成 辰砂にトライ

平成15年8月10日

久方ぶりの陶芸である。これまでに焼いて生焼けだったものや素焼きだけして焼いていなかったものなど、窯のなかにぎゅうぎゅう詰め込んで一気の焼成である。2号窯の使い方もだいぶ分かってきた。ポイントは昇温をゆっくりやること、最高温度付近では炭の燃焼が速いので炭の補充をすばやく行う事などである。さらに窯の中にはできるだけ詰め込んで焼いたほうが最高温度まで到達するのが容易なようである。

上の写真で左上から時計回りに、一輪挿し(赤土8号+白楽焼粘土に長石5:灰1:透明楽由釉3:蛙目粘土1、湯のみ、粘土と釉は一輪挿しに同じ、ぐい飲み 赤土に市販の辰砂釉、湯のみ 一輪挿しと同じ土に長石3:黄土3:透明楽由釉3:蛙目粘土1をかけたのものである。一輪挿しは首の部分のみ還元がかかり青っぽくなり、湯のみ(大)は部分的に強力に還元がかかったのか、黒くなっている。黄土を混ぜたものは独特の色合い黄色から深緑である。さて辰砂であるが、内側だけきれいな赤が出たがなぜか外側は赤くならない。さやにいれて焼いたが不思議なものである。なぜ外側には還元がかからないのだろうか?温度不足か? コークスが欲しい所だ。

一緒に焼いたどんぶり。赤土の表面に白土のどべを塗った。残念。失敗である。実は成型の時にヒビが入っていたが、ごまかしてそのまま焼いたらやはり失敗である。割れなければ良い色合いであったと思う。

小鉢(のつもり)。何故か妙な色合いである。透明釉であるが、下地の色だろうか。下地は赤土に道具土のどべを塗った。

湯のみ。土は赤土8号単味で、釉は透明釉を塗ってみた。ところどころ還元がかかり地の鉄分が還元された。この土は還元がかかると灰青色になるようである。外側より内側が還元が激しい。白いつぶつぶは土に混ぜ込んだ砂(焼いた道具土を砕いて細かくしたもの)だ。上の湯のみは黒くなったが、これはなっていない。灰のかぶり方の違いかと思われる。水漏れなし。2号窯で焼く場合は湯のみくらいなら、ほとんど水漏れないものができるようになった。