(13)こころ元気

湯之盤銘曰、苟日新、日日新、又日新。  「“大学” 伝二章」より
“湯(とう)の盤銘に曰わく、苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり”

遠い昔、殷王朝の湯王という名君は、洗面器にこの言葉を刻み、毎朝「よし、今日一日が始まった!今日も一所懸命頑張って、昨日よりも少しでも成長するように、豊かな人生を築くために一歩一歩、前へ歩いてゆくぞ!」と気合を入れていた。
毎朝、目覚めたときに「よし、今日一日、がんばるぞ!」と元気に一歩を踏み出すか、「はぁ〜、もう朝かよ」と憂鬱に今日を迎えるかでは、その積み重ねにおいて人生の総重量は随分と異なってくるはずだ。

平澤興先生は、次のように語っておられます。「今が楽しい。今がありがたい。今が喜びである。それが習慣となり、天性となるような生き方こそ最高です。」(“生きよう今日も喜んで”致知出版社より)

「こころ元気」であれば、「楽しい、ありがたい、喜び」が習慣となる。故に、今日一日が大切となる。
「こころ元気」な「一隅を照らす」人たちが集まることにより、あなたの地域、あなたの会社、そしてこの日本が元気となるのです。
「こころ元気」が肝要です。
すべては、ここから。今日から、ここからです。