チェントロ カフェのコンセプト


Centro Caffe[チェントロ カフェ]
オーナーが2年間のイタリア(フィレンツェ)生活の中で日々通ったバールを再現し、美味しいエスプレッソ、カップッチーノ、カフェラッテを提供するため、2006年5月19日にオープンしました。
現在、幾つかのシアトル系コーヒーショップチェーンにより、日本でもエスプレッソやカップッチーノ、カフェラッテは馴染み深いものになってきていますが、イタリアで飲むそれらとは明らかに違いがあります。チェントロ カフェでは、可能な限りオリジン(イタリアのもの)に近いカタチの商品提供を行うとともに、イタリアのコーヒー文化を発信し、通っていただくお客様方のコミュニティーの中心(Centro)になることを目指しています。将来的にはイタリアをキーワードに集まっていただける催しを企画し、コミュニティーを広げていきたいと考えています。
店内でイタリアのコーヒー(エスプレッソ)文化を感じ取っていただければ幸いです。

Bar[バール]とは・・・
バールとは、カフェ(エスプレッソ)やアルコールドリンク、デニッシュ、パニーノ、ドルチェ、ジェラートなどを提供する飲食店としての存在にとどまらず、イタリア人の日常生活に欠かすことの出来ないコミュニティスペースです。挨拶を交わしてレジを済ませ、カウンター越しにバリスタに飲み物をオーダーし、店内で知人を見つけてはお喋りを楽しむイタリア人は、イタリアのどこのバールでも見ることができます。
朝はクロワッサンとカップッチーノで朝食を、お昼はパニーノで軽い昼食を、午後はドルチェやジェラートを、夕方には帰宅前に食前酒を楽しむなど、TPOに合わせて1日に何度も行きつけのバールに通う人も数多くいます。また、バールには必ずバンコ(立ち飲みカウンター)があり、気軽に低価格で飲むことができるのも特徴です。
多くのイタリア人にとって、ちょっとした息抜きや、一日の生活リズムを整える役割を果たしているのがバールです。

Barista[バリスタ]とは・・・
バリスタはバールマンとも呼ばれ「バールで働く人」の総称ですが、最近では「バンコ(カウンター)内でエスプレッソマシンを操作しカフェを抽出したり、アルコールドリンクを提供する人」を指して使う場合も多いようです。
バリスタに求められるのは、常に美味しいカフェを提供する為の正しい知識や技術を持つことだけでなく、お客様に満足してもらいたいという高い意識が必要とされます。同じ豆やマシンを使っても、違うバリスタが抽出すると全く違った味になることから、イタリアでは「客はバールにつくのではなく、バリスタにつく」と言われるほど、カフェの味はバリスタの技術に左右されるのです。

Espresso[エスプレッソ]とは・・・
イタリアで“カフェ”と言えば“エスプレッソ”のことを指し、「豆のブレンド」「挽き方」「マシン」「バリスタの技術」の4つが揃うバールでのみ、本格的なエスプレッソが楽しめます。美味しいエスプレッソの抽出条件とは、「1杯分7g〜8gの豆を使用し」「90℃のお湯で」「9気圧をかけて」「25秒から30秒で」「25ccから30ccを抽出する」であり、こうして短時間で抽出されたエスプレッソ(エクスプレス:急行の意)は、濃厚な豆の旨み成分のみが抽出され、かつカフェイン含有量も(ドリップコーヒー1杯分と比して)少ないため、イタリア人は1日に何度もエスプレッソを飲むのです。
クリーミーな泡が乗ったエスプレッソは、飲み干した後も、その泡が喉に残り、心地よいアフターフレーバーを持続させてくれるため、ほんの少量(25ccから30cc)であっても満足感が得られるのです。エスプレッソを飲む際には、是非ともイタリアの流儀に倣って、グラニュー糖を2杯〜3杯入れてから飲んでみてください。
苦味と甘みがバランスしチョコレートのような風味が味わえます。