◆中型ワイドドア(但しU-RM)
〜大分バス U-RM210GSN〜


 日デ U-RM210GSN 2002-8 大分県大分市

 バスの低床化の促進により、今や中型でもワンステは常識、ノンステも大量に採用されました。
この中で車椅子の乗降が可能なように、中型バスでも中扉をワイドドアにした例が1996年頃から
全国的に見られるようになりました。
 しかし、これ以前の中型ワイドドア車は西鉄が採用した程度です。、

 富士重工架装車両では、6Eでは佐世保市のP-RM81Gが唯一の存在です。
8Eの場合、1996年以降、つまり排ガス規制がKC-の車両では、それなりに見かける機会も多いのですが
これ以前の例は大変少なくなります。
   私が見た限り、この大分バスのU-RM210GSNが唯一の存在ではないかと思います。
日野+富士が多数在籍することで知られる同社に、久々に登場した日デ製路線車で、初の8E架装車でした。
車内はツーステップです。

なお、大分バスではこの後もRMの8E架装車が導入され
以下のような変遷を辿りました。
日デ U-RM210GSN

年式違いのU-RM
こちらは液晶方向幕を採用してデビューしました
日デ KC-RM211GSN

U-RMに続いて登場したKC-RM
今度はワンステップ車になりました。
ドア窓がゴム支持でなくなったのも印象が変ってくる点ですね。
日デ KC-RM211GSN

そのKC-RM211GSNの増備車は、中2枚折戸になりました。
この年を最後に同社は富士重架装の路線車の導入を中止しています。

なお、同社に在籍する7Eについても、
ちょっとだけ紹介しておきましょう。
日野 U-HT2MLAA

大分バスといえば、やっぱり日野HTへの富士重架装車。
P-HT233BA〜U-HT2MLAAと短尺車が採用されています。
なお、5Eと異なりバラエティーは少なく、
ワイドドア・窓枠はアルミ地の仕様になっています。
日デ U-UA440HSN

こちらは2002年に東京都交通局から興し入れしたUA
最近の時流に合わせてLED表示機化されています

▲ 7E・8E 十人十色 インデックスへ