◆高知県交通の3Eたち

 既に製造最終年から20年が経過することもあり、もはや風前の灯火といった状態の3E架装車。
しかし、今でもまとまった数の3Eが見られるのが、この高知県交通です。
それも、昭和54年規制以前の車輌も未だ現役であるのが嬉しいところ。
また、年式別に細かい差があり、バリエーションも豊富です。

今回は2001年12月に訪問した際に、現役だった車輌について紹介したいと思います。

なお、県交通の3Eに共通の仕様ですが、サブエンジンクーラー・標準床・ハイバックシート・前扉が狭幅といった点があげられます。
また、投入系統については桂浜方面、鳥越方面等でよく見かけましたが、
特に土佐塾高校方面へのバスへは充当率が高いようです。
日デ U30H

1998-4-19 高知県高知市

※県交通の最古参車輌で、昭和52年式
 4半世紀の長きに渡り使用された車輌。

 高22か451・452を確認
日デ U30L

2001-12 高知県高知市

※同世代の標準尺車
 こちらは引戸車

 高22か467 を確認
日デ U30L

2001-12 高知県高知市

※こちらも標準尺であるが、側面方向幕部窓の大きさが異なり
 窓配置に変化が見られる。

 高22か471 を確認
日デ U30H

2001-12 高知県高知市

※方向幕が大型化され、
  いわゆる「バケ幕」になった。

 高22か507、508、527を確認
日デ U30H

2001-12 高知県高知市

※県交名物「中ドアが異常に狭い3E」
 ただし、このタイプはK-U31Kが多く、U30Hは少数。

 高22か597を確認
日デ UA30L

2001-12 高知県高知市

※詳細は解らないが、エアサスの標準尺車がごく僅か在籍する。
、  やはりドアは狭幅を採用している。

 高22か587を確認
日デ K-U31K

2001-12 高知県高知市

※各種仕様が存在するU30系に対し、K-U31系はこのタイプのみ
 上に掲載のU30Hと、ほぼ同一仕様。

 高22か672、674、675、744、745を確認

 
おまけ
日デ K-RA51R

2001-12 高知県高知市

※富士重R3架装の貸切車を、日野のパーツで更新した珍車。
 昭和56年式。
 沖縄県の琉球バスにも同類がいる。
せっかく高知に来たんだから・・・・→

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