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先週の金曜日、某プロのお店にちょっと遠出をしてきました。
最初、車で移動をしていたのですが、予定が変わり急遽電車での移動になりました。
目的の駅までは、4回乗り換えです。
結構大変な行動です。
立川駅で中央線に乗るとき、めちゃくちゃ混んでたので、とりあえず1ポキ(心が折れた音 ね)。
4回目の乗り換え時、最終電車なのに何番ホームか解らずあたふたして2ポキ目。
ほんとに乗れなそうだったよ。
あぶねーあぶねー。
なんとか最終に乗れたのだが、拙者の性格上多大なる不安に襲われる。
「ほんとにこの電車で合っているのか?」
何度も何度も携帯で乗り換え案内を見て心を落ち着かせる。
3駅位過ぎたあたりで、だいぶ落ちついてきたと同時に席が空いたので、着席。
ここでキングから既に1年以上は借り続けている小説『白夜行』を取り出し、読んでいる振 りをする。
拙者、活字を読み慣れていないので進みがメチャ遅い。
しかし話の内容が官能的になると、集中力が上がり読むスピードが3倍に跳ね上がる。
ここで帳尻を合わす計算だ。
1年間も借りていたら、こんなコメントもこじ付けにしかならないが。
そんな感じで本を読んでいるふりをしていると、降りる駅が次に迫っていた。
「さて、本をしまってキューケースのチャック閉めて、忘れ物ないか確認して、よし到着!」
ドアの前に立ち、開放されるのを待った。
なかなか開かない。
「まだ電車動いているのか?」
まだ開かない。
「もう開いてもいいだろう。」
そう思った時だった。
前の車両の方からホームを歩いている人がいるではないか!
「まじ!なんで?」
なんとドアには《降りる方はこちらのボタンを押してください》
「え〜〜〜!!はやくいってよ!」
すかさずボタンを押す拙者。
連射連射連射連射。
「あけ〜あけー早くアケーーー!!」
まだまだ連射!
その瞬間、電車は氷の上を走っているかのように、なめらか〜に発射した。
「キャー!まじかんべんして〜!」
本気パニック。
周りを見渡したら、乗客笑ってるし。
「ふざけんな!笑ってないで教えろよ!」
なんて言える訳もなく、そそくさと、元いた席に戻って携帯電話とお友達になったのは、容 易に想像がつく事だろう。
拙者の社会進出は、恥ずかしさに耐えられるようになってからにしよう。
ちなみに、開かずのドアでほんとに3回目の心が折れた…。 |