巨匠・岡本喜八監督と「べんりばこ」
屋号「べんりばこ」の由来・・・。
2005年2月、惜しまれつつ他界された日本映画界の巨匠・故岡本喜八監督。その独自の視点とエンターテイメント性に魅了された映画ファンも多い事と思います。ここ「べんりばこ」は岡本喜八監督が「映画スタッフや仲間、映画好きが集まり、映画の話でもしながらくつろげるお店」という発想のもと、2000年にオープンしたお店です。監督がご存命の時はいつも決まった席にお座りになり、俳優さんやスタッフの方々と次回作の構想を練りながらお酒を酌み交わしておられました。店内には監督の肖像、カチンコ、作品のチラシをコラージュしたポスター等が飾られております。岡本喜八監督・縁のお店として、今も沢山の映画人がここを訪れています。喜八監督ファンのみならず、映画ファンの方も、旨い肴とお酒で映画の話に華を咲かせてみては如何でしょうか?
岡本喜八監督
岡本喜八 おかもと きはち
シニカルな視点とエンターテイメント性で独自の世界観を作り上げる日本屈指の映画監督。1924年、鳥取県米子市に生まれる。43年、明治大学専門部商科卒業後、同年東宝に入社するも、翌年、徴兵され陸軍へ。 復員後、マキノ雅弘らに助監督としてつき、58年「結婚のすべて」で初メガホンを取る。その後、戦中戦後を背景とした人々のあり様を描いた「日本の一番長い日」(67)「肉弾」(68)等の作品を多く世に出す。大ヒットした「暗黒街」シリーズ、「独立愚連隊」シリーズは余りにも有名。89年紫綬褒章、95年勲四等旭日小受章。01年の「助太刀屋助六」を最後に05年2月19日、食道がんのため川崎市の自宅で死去。次回作「幻灯辻馬車」の準備中であった・・・。享年81。

日本映画データベース/岡本喜八
喜八プロ/スタジオ キ×8
岡本喜八監督寄稿「便利箱」
店名の由来となった「便利箱」にまつわるエピソード。店の入り口横で監督直筆の原稿(写真)を見る事が出来ます。

便利箱

便利箱原稿

http://www16.plala.or.jp/benribako/