| 本の名前 |
食品の裏側 |
| 著者名 |
安部 司 |
| 出版社 |
東洋経済新報社 |
| 発行年月日 |
2005.11.10 |
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著者は元食品添加物のセールスマン。より多くのお客さんを得るために猛勉強、実績を伸ばした彼は「歩く添加物辞典」「食品添加物の神様」と呼ばれるまでになった。しかし、彼の子供が自分の開発したミートボールを喜んで食べるのを見て、凍りついてしまう。そのミートボールは牛の骨にこびり付いた肉をこそぎ取って集めたドロドロのものに添加物をジャブジャブ投入して無理やり食品の形に整えたモノだったから。
本来なら産業廃棄物となるべきくず肉は添加物の力で味も外見も食感も素晴らしいミートボールに変身。売値100円原価30円のこの製品は飛ぶように売れ、メーカーはこの利益だけでビルを建てたと言う。著者にとっても誇りであった。自分の子供が食べているのを見るまでは、、、。
胸が潰れる思いで、子供からミートボールの皿を取り上げ、「売る側」ではない「食べる側」の自分に初めて気付く。
本文より・・・たとえは適切ではないかもしれないが、軍需産業と同じだと思いました。人を殺傷する武器を売って懐を肥やす、あの「死の商人」たちと「同じ穴のむじな」ではないか---このままでは畳の上で死ねない---そう思いました。・・・
一睡も出来ない夜を過ごした後、彼は会社を辞職した。
食品添加物のトップセールスマンとして現代の食品の裏側を知り尽くした著者が、添加物の「光」と「影」を明らかにし、便利さと引き換えに何を失っているのか考えるべきではないかと警鐘を鳴らす。 |
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