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新卒1年目から“先生”と呼ばれ,教壇に立つ。子どもにとっては,教職年数など関係ない。

  教員採用試験に合格し,見事教師になる。
  新卒1年目から「先生」と呼ばれる。しかし,授業に関することや学校行事に関することは
ゼロの状態だ。
  自分からいろいろと聞かなければ,誰も教えてはくれない。

  一番大事なのは,学級経営だという。いや,授業と学級の両立が大事だという。
  それは分かっていても,
どのように学級経営をおこない,授業をおこなえばよいかまでは分からない。
  昔は先輩教師が教育談義をしながら教えてくれた。
  しかし,今はなかなかそのような場はない。

  「教え方」はなかなか伝えられないというまちがった考えが昔からある。
  先輩が苦労して覚えた指導法や学級経営術は,そう簡単には習得できないという考えもある。
  それは一見なるほどと思える。しかし,本当は伝えられない状態にあるのだ。
  発問や指示の言葉が確定していないからであり,原則がはっきりと明示されないままだからだ。

  だからよく言われる。「先輩から盗め」と。
  だからよく言われる。「先輩をよく観察しろ」と。

  昔から,自分で苦しんで教え方を創りだすことがよいとされてきた。
  その考えは,今でも変わらない。
  しかし,それでは先人が残した優れた指導法は残らない。
  かくして,“
自己流”すなわち“我流”の学級経営と授業をおこなうことになる。
  先人が残した優れた指導法は,次第に残らなくなっていく。

  
本当は,教える技術は大事なことだ。
  技の伝達は,さまざまな職種と同じように,教師の世界でも必要
なのだ。
  問題は,
「どこで学ぶのか」である。

  
子どもは待ってはくれない。
  教職年数など関係ない。すべての教師は,子どもにとっては“先生”である。
  授業がつまらなければ聞かなくなる。いくら怒鳴ったってだめだ。
  原因は子どもにはない。教師にあるからだ。
  学級経営も同じである。責任は教師側にある。

  
TOSSは,授業を,そして学級経営をどのようにすれば学級騒乱や学級崩壊にならないかを追究し,紹介
 している。

  TOSSには,「学びの場」がある。