受話器を置いてから5秒間にも態度が出る


    受話器を持ち,話しながらおじぎをしている人がいる。
    その姿を見て笑っている人は,運を遠ざけている人である。
    電話で話すと相手の姿が見えないと思ったら大間違い。
    試しに,あぐらをかいたときと正座をしたときの話しかたを比べてみるとよい。
    正座をしたときの方が,丁寧な受け答えをしているはずである。
    私は,フェイス・トゥ・フェイスで話をしているつもりで受話器に向かう。
    話し方一つでも,受話器の向こうの姿が予想できるのである。

    受話器を置くときも同じである。
    みなさんは,受話器を置くときに,どのように置いているだろうか。
    受話器の置き方にもマナーがあるのである。
    話し終えたとき,受話器をそのまま置く人は,置くときの音が,相手に聞えてしま
   うのである。あの「ガチャン」という耳障りな音を相手に聞かせてしまうのである。
    正しい置き方は,受話器を置く側のボタン状のものを,受話器を持たない方の手
   で数秒間押さえ,その後受話器を置くという方法である。何かの本で読んだことが
   ある。

    受話器を置いた瞬間に,ため息をつく人もいる。実に恥ずかしい行為だ。
    そのため息は相手に聞えている。または,その余韻は相手に伝わるものである。
    そのことも何かの本にあった。納得できることである。
    受話器を置いてから5秒間にも,自分の態度は相手に伝わるのである。
    電話の相手を大切にしない人は,運を落とす人なのである。