相 談 事 例  「 家の修理がタダでできる? 」

「雪のせいで壊れた屋根や壁が火災保険で直せます、 修理するところはありませんか?」と電話があった。 ないと思うと断ったのに、「これから行きます」 と言って業者が家に来た。 「屋根の損傷で雪解け水が漏れて部屋の壁が変色している、 修理をした方がいい」 と勧められ、 「保険適用工事の調査依頼」と書かれた書類にサインした。 後日契約している火災保険の会社から、 「業者から保険金請求の書類が届いた」 と連絡があった後、 保険鑑定人と業者が修理個所を見に来た。 1ヶ月後、 100万円が保険会社より振り込まれたが、 業者から工事についての契約書も渡されておらず、 連絡も説明もないため不安になって解約を申し入れたところ、 違約金30万円を請求された。(60代女性)
 

 雪解けが進む4月頃より事例のような相談がたびたび寄せられています。 雪害で壊れた家の修理工事を勧められ、 工事費用は保険から出るので自分で出す必要がないし、 手続きは業者がすると説明され、 つい話に乗ってしまいます。 しかし、 保険金を受け取った後で、 信頼できる工事業者か、 本当に必要な工事か、 工事の内容や金額について不審に思い考え直して解約を申し出た場合、 高額な違約金を請求されることがあります。

  冒頭の事例は工事契約が結ばれておらず、 違約金30万円の根拠も不明であるとして支払いを拒否し交渉中ですが、 業者は保険の請求手続きを行い、 実際に100万円を受け取ったのだから解約をするなら違約金を払えと主張しています。

  このほかに保険会社を騙って電話して来たり、 工事契約の勧誘であることをはっきり告げずに訪問して来る場合もあります。 また、 110万円の見積りで業者から保険請求をしたが、 知人の建設業者に聞いたら半額で済む工事だとわかり、 解約を申し出たところ33万円の違約金を請求されたというケースもあります。 85万円の修理見積もりに対し保険金が10万円しか下りないというものもありました。

  こうした相談は、 2年前から毎年春から夏にかけて寄せられるようになりました。 勧誘電話の後事業者に訪問されると、 一方的に契約や手続きを勧められ、 冷静に考えて判断することが難しくなります。
  家の修理や工事は信頼できる建設業者に相談し、 損害保険の適用は自分で直接確認することが大切です。 不審に思ったら訪問を受ける前に、 はっきり断りましょう。契約してもクーリングオフなど解決方法はあります。

困ったなと思ったら、消費生活センターに早めに相談してください。

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