相 談 事 例  「 配置薬業者による健康食品の次々販売 」

 2年前、配置薬業者の担当者が代わったと訪問を受けた。ポイントが貯まったので健康食品を置いていくと言われ、毎月のように前回の分と言われ2万円前後の支払いをさせられていた。最近書類をよく見たところ、無料の表示は無く健康食品の代金を2年間で数十万円も払っていたことに気がついた。健康食品を返品して、お金を返してもらいたい。(80代女性)

 配置薬は、置き薬とも呼ばれ、昔からの訪問による薬の販売方法です。高齢者が長年利用していることが多く、予め預かった薬箱の中から使った分の薬の代金を、後払いで支払うという仕組みです。
 最近、この配置薬業者がサプリメントや健康食品を扱い、顧客を定期訪問した時に販売勧誘し、“過量販売”や“次々に契約させられた”などの相談が寄せられています。また、複数の配置薬業者が出入りしていることが多いため、実態が分かりにくく被害が大きくなりがちです。
 健康食品は配置薬とは違い、契約と同時に支払い義務が生じます。使わなければ払わなくてよい配置薬と同じように考えてしまうとトラブルになります。

 この事例では、健康食品を契約するたびに渡さなければならない契約書に不備があり、クーリングオフも知らされていませんでした。過量販売は契約解除ができることを主張し、未使用分だけでなく開封した健康食品も返品をして、支払ったお金を全額返金されることとなりました。

 高齢者は、必要か支払いできるかの判断力も次第に衰えて、長年つきあいのある配置薬業者から高額で大量の健康食品を何度も勧められた場合、断りきれずに契約をしてしまい、家族が気づいた時には高額被害になっているケースがあるので、家族や地域の見守りが必要です。

困ったなと思ったら、消費生活センターに早めに相談してください。

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