相 談 事 例   「 高齢者が狙われています! 」

@ 訪問販売で布団を購入したら、 翌月に再度販売員が家に来て、 事業資金を貸してほしいと頼まれた。 年金生活でお金を貸す余裕はないと断ったが何度も頼まれ仕方なくお金を貸した。 その後、 度々家に来て車に乗せられて銀行に連れて行かれ預金を下ろしてお金を貸した。
  3カ月経って合計約400万円を貸した。 老後資金として貯めていた預金が無くなってしまった。 また、 携帯ショップにも連れて行かれ携帯の契約をして携帯を渡した。 貸したお金はすぐ返す、 携帯電話の通信料や購入代金は販売員が払うと約束していたのにまったく返してくれない。(60代 女性)

A一人暮らしで認知症の知人女性に電話したら通じなくなっていた。自宅に行って事情を聞いたら、年金支給日に配置薬業者に車で銀行に連れて行かれ、年金を下ろして渡したという。通帳を見せてもらったところ、昨年暮れから年金支給日ごとに合計40万円以上渡していたことが分かった。そのため電話代が払えず通じなくなり生活費も無くなった。家の中には健康食品のドリンク剤の瓶があった。本人は配置薬業者に無料でドリンク剤をもらったと言っている。要らないと言っても置いていかれたとのこと。返金してあげてほしい。(契約当事者 70代女性)

 振り込め詐欺やオレオレ詐欺などいわゆる 「特殊詐欺」 で高齢者が被害に遭ったことが、連日のように報道されています。 又、 身近にいる訪問販売業者が何度も訪ねてきてお金を持ち去る被害もよく聞かれます。被害者の多くは認知症や精神障害など判断力に乏しい一人暮らしの高齢者で、 介護担当者等が気づいた時には被害額が大きい上に本人に事情を聞いても事実確認が難しく、 契約なのか盗難なのかさえ不明なことが少なくありません。
  事例1の販売員は10年後に返金するという借用書に相談者がサインしていると言って譲らず、弁護士に相談することになりました。 事例2の業者については、商品や契約書などが見当たらず業者に確認したところ、5年前から100万以上の健康食品の購入契約をしていたことが分かり、 過量販売や書面不交付などを理由に返金交渉中です。

地域や近所、家族・親戚の高齢者で次のような様子があった場合、注意してください。
○生活費が足りないなど困っている様子ある。
○不審な電話がかかってきたり、訪問者が出入りしている。
○契約書や請求書、不在通知等の書類がある。
○布団や健康食品、見慣れない段ボール箱など購入したと思われる商品がある。

 訪販業者は販売契約をきっかけに高齢者と家族同様に親しくなり、 本人も被害意識の無いままに財産がすべて奪われることがあります。 身近な方の見守りや気づきが今後大変重要になります。

困ったなと思ったら、消費生活センターに早めに相談してください。

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