ちょっと豆知識
天気で変わる明るさ?
夏至までひと月をきり、太陽の光が一段と強くなる季節。明るさは天気によってどれぐらい違うものでしょうか?快晴の昼の明るさを100とすると、うす雲が広がった日は快晴の日の半分で50、これでもまだ十分に明るい状態です。さらに雲が厚くなると3分の1、雨雲が立ちこめるような日には10分の1まで減ります。これは屋外の明るさで、部屋の中はもっと暗くなりますから、そろそろ電気を点けたくなる頃合いです。一番暗いのは発達した雷雲がかかった時で、時には真昼でもヘツドライトが必要なほどになります。
梅雨に入れば曇りや雨の日が増えて、光が強い季節とはいえ、うす暗い日が多くなります。梅雨入りを前に電灯のカを掃除したり、蛍光灯を白っぽい色に替えてみてはいかがでしょうか?部屋が明るいと、光の少ない梅雨時も元気に過ごせますよ。
※「照度」(lx:ルクス)は、光源によって照らされている面の明るさを表す単位。直射日光の下では約10万ルクス。本を読む時に必要な明るさは500ルクス以上。
霜の終わる頃いつ?
霜はいつごろまで降りるものなのでしょうか?春になって、最後に降りた霜を終霜(しゅうそう)といいます。終霜日は緯度や地形によって違いがあり、一般に沿岸部で早く、内陸部では遅くなっています。各地の平年の終霜日は、関東以西の太平洋
側では3月上旬から下旬。中部から東北にかけての内陸や北海道では5月上旬から中旬となっています。ですから霜注意報の発表される時期にも地域差があります。
新潟は4月5日から5月31日。大阪は4月15日以降。福岡は3月15日以降となっています。霜が降りるときは、地表面付近の気温が0度以下になっており、その時の気温が3度以下になっていることが多いのです。「八十八夜の別れ霜」という言葉もありますが、立春から数えて88日目にあたる八十八夜は、霜の降りる時期がそろそろ終わる頃であるとした農業上の目安となっています。
ワカメは春が旬?
旬の新タケノコとワカメを合わせた「若竹煮」は、いかにも春といったレシピですね。タケノコだけでなく、ワカメも春が旬です。暖かい季節に茂る陸地の植物と違って、ワカメは冬が成長期で、冷たい水の中で育ちます。ワカメが岩にとりついて芽吹くのは秋。深さ数メートルの海の底でどんどん成長して、ひと冬で1メートル、2メートルまで伸びていきます。春が来ればワカメは収穫の季節です。2月から5月にかけ
て生の新ワカメが出回ります。乾燥ワカメは一年中出回っていますが、生のワカメのなめらかさは格別ですね。水温が高くなる初夏には、たくさんの胞子を出して、本体は枯れていきます。春ならではの新ワカメを楽しんで、海の中の四季を感じてみてはいかがでしょうか。
東京の大雪っていつ頃?
東京では雪国と違って、少しの雪でも社会生活に大きな影響が出るため、5センチの雪が見込まれる時に、大雪注意報が発表されます。昭和36年以降41年間の東京で、大雪が降った回数を調べました。もちろん冬に多く、2月は2年に1度の割合で大雪が降ります。3月は暖かさに向かう時期ですが、東京では5年に1度は大雪が降ります。大雪になるのは、冬型が崩れ、低気圧が関東の南を通るときで、その上強い寒気が残っている時です。5年に1度は5センチ以上の大雪になって、鉄道に遅れが出たり、高速道路が閉鎖されたりして、社会生活に大きな影響を与えます。3月はに入ると暖かな日が増えもう雪は降らないかな、と思う頃に降ったりするので油断は禁物です。1988年4月8日には、9センチの雪が積もったこともあります。
日本の寒さの記録
光の春といいつつ、大寒から立春にかけては寒さのピークです。気象台や測候所などの記録によると、日本で一番寒かったのは、1902年(明治35年)の1月25日、北海道・旭川市の氷点下41度です。第2位は、同じく北海道の帯広で氷点下38度2分。ちなみに日本一高い所にある富士山測候所は、寒さの記録では第3位、マイナス38度です。1位と2位の記録は、同じ年の1月25日と26日、つまり同じ寒波で観測されました。この記録的な寒波の中、青森県の八甲田山では、雪中行軍の訓練中、連隊の200人余りが遭難、そのほとんどが命を失うという悲惨な結果となりました。当時の家の造りや暖房の状況を考えると、この寒波の厳しさは、現在と比べものにならないでしょう。
都市化が進み、昔ほどは冷えなくなったといわれています。それでも、北海道の内陸では、氷点下30度近くまで冷え込む朝があり、100年前も今も、大陸からの寒波の最前線にあることは変わりません。
紅葉の条件知ってます?
朝晩はぐっと冷え込むようになり、紅葉も北から南へ、山頂から麓へ移ってきています。広葉樹の多い日本では、美しく色づく紅葉を見ることも秋の楽しみの一つ。
植物の葉の色は、おもに緑のクロロフィル(葉緑素)、黄色のカロチノイド、赤のアントシアニンの3つからなっています。光合成が盛んな春から夏にかけては、ほとんどクロロフィルで占められ、葉は緑色をしています。秋になって気温が下がってくると、葉と幹の間にクチクラ層と呼ばれるコルク状の物質が出来るようになり、光合成で葉の中に作られていた糖分が、幹や根に移動せず花の中に溜まっていきます。こうなると、クロロフィルよりもアントシアニンやカロチノイドの色が多くなり葉が色づきはじめるのです。
紅葉が始まるのは日平均気温が12〜10度または最低気温が8度以下になる頃です。高い山からふもとへ標高差500メートルを10日ほどかけて南下してきます。紅葉が美しくなる気象条件は、昼と夜の寒暖の差が大きい夏から秋にかけての日照時間が多い台風による葉の痛みが少ないことが挙げられます。
秋の語源て知ってます?
今日から10月、季節は確実に秋本番へ向かっています。ところで、普段私たちが使っている「秋」という漢字は、『禾偏(のぎへん)』に『火』と書いています。この秋という字の語源を調べて見ると「空」「収穫」「草木」の3つの「あき」説があります。
まず、「あき」は湿気をたくさん含んだ夏空から、秋になると高い雲や遠くまで見渡せる空になります。そこで、明るく澄んだ空、あきらか(清明)であるという説です。次に、禾つまりイネをたくさん穫り入れる、飽き満ちるという説です。火という字はもともとの発音では「キ」で、それがやがて転じて「シュウ(シウ)」になり、穫り入れるという意味の「収」からきているそうです。
また、この季節になると草木が赤や黄色に色づくようになりますが、そのアカ(紅)クなるという意味が語源だともいわれています。
夏バテにショウガの効果
本当の夏バテは夏も終わりになるころにやってくるものです。水分を多く取り入れすぎて、胃腸が弱っている人もいるはず。そんな時には食事にショウガを取り入れてみては。ショウガには夏バテにはもってこいの色々な効用があるのです。
第1にショウガには消化を助ける効果があります。食事の時にショウガを使う、またはショウガを入れたお湯を飲みながら食事をすると、消化力が上がって食事をおしいく食べることが出来ます。
第2に、ショウガには強い殺菌力があります。ショウガの辛味成分に含まれている「ジンゲロン」という物質は、チフス菌やコレラ菌に対し強い殺菌力を持っています。胃腸が弱っているときに
食中毒にならない効果もあるのです。
第3にショウガには新陳代謝を高め、体温を下げる効果もあるのです。その他、ショウガには船酔いや車酔いに強く、切花の水にショウガを入れると鼻が長持ちするなどの面白い効果も言われます。ショウガを水で煮立て砂糖や蜂蜜とともに炭酸を加えれば、自家製ジンジャエールの出来上がり。ショウガをウォッカにしばらく浸けてソーダで割り、自家製モスコミュールを作るなんてのも面白いかもしれません。
下駄で足が痛くならないために
この時期は各地で花火大会がめじろ押し。浴衣姿の女性も多く見られます。浴衣のときの足元は、やはり下駄があいますね。ただ、この下駄。慣れていないと「げたずれ」を起こして、足の指の間がとても痛くなるということがあります。そうなると花火どころではありません。そうならないためには、下駄の鼻緒を手でよくもんでおく(鼻緒の芯はボール紙なので、揉めば揉むほど柔らかくなる)、履く前に鼻緒にベビーパウダーをたっぷりとはたいておく、などをしておくのがよいでしょう。なったときのためのバンソウコウもお忘れなく。
ただ、一番効果的なのは普段からよく履き慣らしておくことです。なお、これから下駄を買おうという方は、昔ながらの2枚歯のものより、足裏に当たる面が曲線を描いているものの方が痛くならないようです。
てるてる坊主の呼び名
「てるてる坊主照る坊主あした天気にしておくれ」
てるてる坊主の元になったのは、中国の掃晴娘(サオチンニャン)人形だといわれています。赤と緑の着物にほうきを持たせた掃晴娘人形を、軒に吊るして晴れを祈ったのが日本に伝わったそうです。呼び方もいろいろあって「てれてれ坊主」とか、「てりてり法師」東日本では日和坊主(ひよりぼうず)とも呼ばれていたらしいです。また「日和申し」という言葉が残っていますが、これは晴天を祈るお祭りのようなものである。この儀式には「形代」(かたしろ)が使われました。形代は「ひとがた」つまり「人形」でした。多くは紙で人間の形をなぞったものをつくりこれを川に流したり焼いたりして、災いを防ごうとしたわけです。このときの儀式に使われた形代が日和坊主、あるいはてるてる坊主として子どもたちのおまじないの対象として残ったのだそうです。
