感動のネパール大自然紀行


エベレスト

 旅行社のツアーに参加し、ネパールを訪ねました。
 ヒマラヤの山々と間近に見ることができました。

 ネパールはヒマラヤの膝元にあり、北は中華人民共和国、東西南はインドに囲まれた立憲君主制の独立国家です。
 人口およそ2300万人といいます。
 首都は、カトマンドゥ。
 カトマンドゥは人口約500万人。平均高度は、1330m。政治・経済の中心地です。街全体が世界遺産に登録されています。
 人々の顔立ちはインド系の人が多いように思いました。
 「人より神々の方が多く住む町」と言われていたそうですが、1990年の民主化以降は急速な変化を遂げているそうです。
 近隣の農村部から人々が流入し、、車やオートバイが増え、あちこちで交通渋滞が発生していました。
 大気汚染が深刻となっているとのことです。
 生活排水の垂れ流し、ビニル製品の散乱など河川の汚れが目につきました。
 環境保護の啓発が緊急の課題のようです。
 電気は水力発電だけに頼り、昼間はほとんど停電しているそうです。
 交通信号はありますが、点灯しておらず、警察官が交通整理をしていました。
 ホテルや大きな店は自家発電で電気をまかなっているそうです。
 ホテルで風呂に入っている時、停電になり真っ暗な中どうしたものかと思っていると直ぐに復旧しました。
 また、ホテル売店で買い物している時、停電になりびっくりしました。

 ヒマラヤの山々を間近にみることができ、農村では、段々畑に菜の花が咲き、農家の庭では牛が草をはんでいました。
 一昔前の日本の光景に郷愁を覚えました。


1日目  2月11日
 ツアー参加者は15名です。
 福岡空港発   10:25台北経由
 香港着      14:55(中国時間)
 香港発      18:55
 カトマンドゥ着  22:10(ネパール時間)
 ホテル着     23:30


2日目  2月12日
 ホテル発   6:30
 ヒマラヤ遊覧飛行  9:00(7:00の予定が霧のため約2時間遅れる)

エティ・エアー航空 ジェットストリーム41型機で遊覧飛行
コクピットから見るエベレストの雄大さに息をのむ。

パタン
 パタンはカトマンドゥの南、バグマティ川を越えたところにある小さな町です。
 ネワール文化の華開いたマッラ王国が栄えた時代には首都だったそうです。
 カトマンドゥ盆地では一番古い町で、299年にアショカ王によってつくられたと云われています。別名を「ラリトプル」(美の都)というそうです。

パ タ ン ・ ド カ

ダルバール広場 
 旧王宮前にある広場で、旧王宮・寺院を中心にすばらしいネワール建築の数々を見ることが出来ます。建物の多くは16〜18世紀のネワール美術の華開いたマッラ朝のものです。
 周囲の寺院が石畳の路をはさんで、ほとんど軒を接するほどびっしりと建てられています。

ダ ル バ ー ル 広 場

ク リ シュ ナ 寺 院


マハボーダ寺院 (高さ約30m)
 マハボーダ寺院は、別名 三千仏寺院と呼ばれ、9000もの仏像が彫り込まれているそうです。
 現在の建物は、1934年の大地震後に再建されたものだそうです。

マハボーダ寺院


ゴールデンテンプル 
 12世紀にバスカル・バルマ王によって建てられたと云われています。正式名はヒラニャ・ヴァナル・マハヴィハール寺院と言うそうですが、一般的にはゴールデン・テンプルと呼ばれているそうです。
 その名の通り、本堂は金箔で覆われ、仏像も金色に輝いています。この寺院は、ネワール族の僧院で、マンダラや仏像、経典などが収められています。また、入り口の門の天井には精巧な石のマンダラが描かれおり、チベット仏教徒にとっては重要な寺院だそうです。

ゴールデンテンプル


ヒマラヤナガルコットリゾート
ナガルコットは、カトマンドゥの東35kmの所にあります。
カトマンドゥからバスで2時間弱です。
 標高2099mのナガルコットの丘にあるホテルから、美しい日没と日の出を見ることができました。
 晴れた日には、マナスル、ランタン・ジュガール、エベレストなどのヒマラヤの山々を見ることができるそうです。


3日目 2月13日
ナガルコット朝陽
日の出と共に浮かび上がるヒマラヤの山々

 


バクタブル
 バクタプルは889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ、その後12世紀〜18世紀の間、首都のひとつとして栄えたそうです。
 田園地帯の小高い丘の上の、のんびりとした非常に静かな人口22万人ほどの小さな街です。住民の8割以上がネワール族で農業に従事している人がほとんどだそうです。
 1934年の大地震で被害を受けましたが、1970年代以降に復興が進み、今でも世界に誇るネワール族のすばらしい建築物や彫刻を見ることができます。

ダルバール広場
 旧王宮前にある広場で、旧王宮・寺院を中ですばらしいネワール建築の数々を見ることが出来ます。建物の多くは17〜18世紀のネワール美術が花開いたマッラ三王朝時代のものです。
 カトマンズとパタンにもダルバール広場がありますが、バクタプルのダルバール広場が一番美しいとされているそうです。

ダルバール広場

寺院を改装した「カフェ・ニャタポラ」 ダットラヤ寺院 ニャタポラ寺院


 カトマンドゥからポカラへ 国内線で
 ポカラ ポカラグランデ泊
 
4日目 2月14日

シャンザゲートからラムコットまでハイキング
 ラムコットの丘への向かう途中にも点々と民家が見られました。
 途中、小学生の兄妹と一緒になりました。妹は7歳と言います。兄は11歳と言います。外国語で英語の勉強をしているそうです。片言の英語を話します。「イングリッシュ ベリー グッド」と褒めると、私のノートに[engljsh very good]と書きました。

兄(11歳)妹(7歳)と

 
斜面に点在する農家 段々畑に咲く菜の花 

ツアー参加者全員集合


フェワ湖

晴れた日の光景(絵はがきより)

サランコットの丘より

マチャプチャレ



5日目 2月15日
国内線でカトマンドゥへ
カトマンドゥ 世界遺産

スワヤンブナート
 ネパールのカトマンズ盆地にあるネパール仏教寺院です。世界遺産に登録されています。
 ネパール仏教にとっては最も重要な仏塔で、仏塔には仏陀の知恵の目が四面に描かれています。
 この仏塔の周囲には、チベット仏教の特徴を示すマニ車が並んでいます。

スワヤンブナートとハラティデビー寺院 マ  ニ  車

ダルバール(王宮)広場

ダルバール(王宮)広場


クマリの館
 クマリの館は、1757年にカトマンドゥ最後のマッラ王朝の王であるジャイ・プラカース・マッラによって建てられた館で、生き神と信じられているクマリが住んでいます。
 2頭のライオン像が入り口を守っています。
 クマリはタレジュー神の化身であると信じられ、ネワール・サキャ族の由緒正しい家の出身の少女の中から選ばれるそうです。
 カトマンドゥのクマリが最も重要なクマリであるとされているそうです。 

クマリの館
アカーシュバイラブ寺院 ガルダーの銅像 カルバイラブ
タレジュ寺院西門 パシュティナート ハヌマンドカ

市街地

16〜18世紀に建築されたれんが造りの街 びっしりと家並みが並んでいる
憩う高齢者   街中を闊歩する野良牛?

 カトマンドゥ発 23:30

6日目 2月16日
 香港着 6:00(中国時間)
 香港発11:20
 福岡空港着 15:30(日本時間)


 ヒマラヤの山々を間近に見ることができ、ツアー名の如く感動した旅でした。
 旅の栞に、飲み物には気をつけること、生野菜、果物は食しない方がよいこと、歯みがきでもペットボトルの水でうがいすることとありましたので、衛生面には気をつけていたのですが、旅後半、お腹をこわし体調が優れなかったことが心残りでした。