あられが我が家に来るまで

小さい頃から動物好きだった管理人の私。しかし両親は共働きで、マンション住まい。どうしてもペットを飼うのは無理でした。テレビを見てニコニコしたり、近所の猫に話しかけたりするぐらいで、いつかは飼いたい、いつかは飼いたいと思っていました。 　しかし、海外で何ヶ月かホームステイをした時に、そこのおうちで猫と暮らすことができ、やっぱり動物はいい！と再認識したのであります。(^v^)　　帰国後しばらくして家族とともにペット可のマンションに引越したのを機に、飼いたい気持ちが最燃焼。しかし、やはり昼間は家族皆が家を空けているので、家族は反対のままでした。 　それでも、もともと動物好きの我が家族。時々、買い物ついでにペットショップをのぞいていました。今考えると、けっこう通っていたような気がします。(笑) 　そしてある日、いつものように、いつものペットショップを覗いてみたところ、一匹の黒柴が。その時はただ単に、「あ〜、柴犬の黒いのもいるんだね。」とガラスケースを覗いただけでした。しかし、なぜかその日に限って店員さんにすぐに声をかけられました。「抱っこしてみますか？」　今までなかった展開に、あれよあれよと抱っこしてみたのが、小さい黒い子犬。 　私と母は抱っこした途端にもう虜に。父はその時は、抱っこしようともしませんでした・・・。犬は好きだけれど、ちゃんと面倒が見れるか心配だったようです。それで、頑なに飼うことを反対していたのでした。 　その日はとりあえず、しぶしぶ店員さんにワンコを返し、話を聞いたところ、もうすでに３家族が同じように考え中とのこと。このチャンスを逃してはもうワンコは飼えないんじゃないかと思った私は、その日からずっと、父の承諾を得ようと話を進めました。でも、初めのうちは話も聞いてくれず・・・。仕事中もメールを打ったり、夜手紙を書いたり、母にも相談したり。弟は「無理でしょ。」の一言・・・。(>_<)　母は、自分が小さい頃に飼ったことがあったので、ちゃんと世話できるならと、賛成してくれました。 　”どうしても、家族に迎えたかった。だんだんと会話の減った家族に、何か新しい風が吹いて欲しかった。両親の老後のお供に・・・。” 　そうして、熱心にしつこく(笑)、父に自分の思いを伝えた結果、ついに父の許しを得ました！！！　早速ペットショップに電話をしたところ、まだそのワンコはいました。それが、我が家の愛犬”あられ”になったのです。 　バンザーイ。(≧∇≦) 　我が家に迎えるとなったら、急に変わったのが父。(笑)　いろいろと準備を手伝ってくれ、名前も父の発案です。（ペットショップにいる時はとてもおとなしかったので、元気な子になるようにと、アニメのアラレちゃんから付けました。）　今では一番の親バカ・・・。素っ気なかった弟も、可愛い可愛いと目じりを細めています。 　それからは、父の病気のこともありますが、あられは我が家の元気の素です。やっぱり私の選択は間違っていなかった、と、今改めて思っています。