円形の虹 日暈(ひがさ)
平成17年5月29日10時、弘前公園駐車場で「円形の虹」を見ました。
この日は、自然ウォチングの会主催の公園散策。
思わず太陽に向かってデジカメのシャッターを2回押した。
太陽のまわりをぐるりと囲む日暈は、日常よく見ることができる光の現象です。
昔からこの暈(かさ・ぼかす)が現れると天気がくずれると言われてきたが、
私は人生で初めて見る円形の虹でした。
暈は「ハロ」ともいうが、上層の空に発生する薄い幕状の巻層雲が、
太陽にかかることで発生する。
暈の正体は巻層雲の成分である氷の結晶に光が屈折して起こる光学現象である。
太陽を中心に22度離れた所に円を描く最もポピュラーな日暈と、
さらにその外側の太陽から45度離れた所にできる外暈とがある。
どちらも氷の結晶に光が入って屈折し、7色に分光した結果である。
暈の内側から外側に向かってきれいな七つの色赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順に色分けされるが、
多くは外側に向かって白っぽくぼやけて見える。
この日は、曇り時々晴れの天気で楽しい公園自然観察の日だった
月に薄雲がかかると暈が見られる、それを「月暈」と、言う。
昨年見かけたがデジカメでの撮影には失敗した。
春、秋は薄雲が発生しやすいので花など組み合わせて、
季節感を表わすのも楽しいだろう。