世 界 を 戦 火 に 巻 き 込 ん だ 車
サラエボ事件をご存知でしょうか。1914年バルカン半島の都市サラエボで、オーストリア皇太子夫妻が、自動車に乗っているところを、セルビアの青年にピストルで撃たれ、ふたりとも死亡したという出来事です。この事件が直接の引き金になり、第1次世界大戦が始まりました。
写真の自動車は、その時にオーストリア皇太子夫妻が乗っていたものです。
拡大した部分は、暗殺者が発射した1発目の弾痕です。
かつて第1次世界大戦の口火を切ったオーストリア。そして敗戦の混乱の中から、ドイツの独裁者の座をつかんだヒトラーが生まれた国オーストリア。
永世中立国として、また、国連のメンバーとして世界の平和のために活躍しているオーストリアとしては、この血塗られた歴史の証人は、粗略にはできないながらも、あまり宣伝したくはないものなのかもしれません。