路面電車で守ろう地球
| 地球の温暖化を、オランダの人々は他人事でなく警戒しています。なぜなら、国土の4分の1が海面下にあるこの国で、海面の上昇は、国土保全のコスト上昇に直接つながることになるからです。二酸化炭素の増加を抑えるために、自動車の使用はできるだけ制限したい。そんな気持ちが、自動車の通行に不便な、細く迷路のような道路からうかがえます。その分、自転車の使用が奨励されているようで、どこでも乗り捨て自由の、公共自転車が実験的に導入されたこともあったそうです。アイディアとしては、画期的なもののあったその自転車共用作戦でしたが、企画した人間が、たった一つ忘れていた事実が、『オランダ人はケチである』ということでした。あっという間にすべて盗まれてしまったのです。 もう一つ二酸化炭素の増加を抑えるものとして、路面電車等の公共交通の利用が叫ばれています。こんな狭い道にも路面電車が走っています。どういう訳か、改札がいい加減で、利用する人々は、どんどん無賃乗車をしていました。ただで乗せてもいいから、とにかく結果として自動車の利用を抑えたいという、国民の習性を巧みに利用した環境保護政策なのでしょうか。 |