本日、1月15日。168回臨時国会が閉会しました。

 昨年9月10日に召集され、翌々日に突然、安倍総理が辞任するという事態となり、

 国会は空転。その後、福田総理が誕生しましたが、政権を維持することに汲々となり、

 ずるずると年明けまで延長になった次第です。

  この臨時国会の最後の日に、総務委員会が開かれ、私は郵政問題を再度取り上げ、

 大臣に質問しました。

 郵政民営化については、かねてより米国の年次改革要望書に応えたものだはないか、

 と指摘してきましたが、改めて、米国との18回にわたる交渉内容を検証しました。

  増田大臣は、米国の要望に沿ってはいるが、郵政改革法案はその前に準備したも

 のだと抗弁。日本側の交渉者名は公表されたが米国側交渉者の氏名が開示されて

 いないこととについて、その開示をせまったところ、「個人情報に該当する」として回答

 を避けました。

  また、交渉内容については、「儀礼的であったり陳情的なものなので廃棄した」と答弁。

 衆議院を解散してまで実現しようとした郵政に関わる日米の交渉を「軽微な内容」と言い

 つくろうしまつです。この件については、理事会で協議してもらうことになりました。

  ゆうちょ銀行とかんぽ生命が完全に民営化されたときの影響についても大臣に質しま

 した。現在、ゆうちょとかんぽの資金は大部分が国債(財投債を含む)で運用されていま

 すが、そこに外資系の金融機関が参入したら、日本国債が米国債に買い換えられる可能

 性もあります。国民の資産をそうしたリスクにさらす危険があるのではないか、と質しまし

 たが、「審査で株主適正化がチェックされる」として安易な見通しを述べるだけで、担当大

 臣としてきわめて無責任な答弁に終始しました。

  18日から第169回通常国会が開会します。

 課題は山積していますが全力で頑張ってまいりますので、ご指導・ご支援のほどよろしく

 お願いします。

  *会議の詳細は会議録をご覧ください。

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 総務委員会で郵政問題について質問にたちました      H20.1.15            




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