厚生労働省は、今まで難病医療費の公的助成の対象となっていたパーキンソン病、
潰瘍性大腸炎について適用範囲を縮小しようとしています。国の難病対策は昭和47年に
始まりましたが、今回のように適用除外するのは初めてのことです。
適用範囲見直しの根底には、国の難病対策の予算の不足があります。原因も治療法も
未確立な難病で苦しんでいる患者や家族の方々に、さらに苦しみを押し付けようとしている
政府の政策は、文字通り弱者切捨て以外の何者でもありません。
10月1日から高齢者(現役並み所得者)
医療費の自己負担が2割から3割に引き
上げられるなど国民負担がますます大きく
なりました。
政府の失政を国民に転嫁しておいて
「美しい国」など創れるわけはありません。
適用見直しを撤回するよう難病患者や
家族の皆さんとご一緒に取り組んでまいり
たいと思います。