9月1日の足利銀行の受け皿選定開始を受けて、栃木県知事が金融庁に
対して、19日、18項目の要望書を提出しました。
その中で、受け皿に対して、県が出資するか、しないかが、大きな問題になって
います。
自民党の国会議員の中には、県が受け皿に出資をして、影響力を行使すべきだ
という意見があります。
しかし、私は、時代に逆行するものであり、県が受け皿に出資することは、
断固反対です。
足利銀行のこれまでの回復を見ても、 業績も改善され、ピカピカの新しい
銀行に生まれ変わりました。きっと、多くの金融機関が受け皿に名乗りを
あげたいと思う魅力のある銀行です。
仮に、県が出資しても、そんなピカピカの銀行にどれだけの影響力を行使で
きるのでしょうか?
また、影響力を行使できるほどの県民の血税を投入できるのでしょうか?
これは、中途半端な額では済まないはずです。
どれだけの影響力を及ぼせるかが不透明で、私が知事なら絶対に県が受け皿に
出資はいたしません。
知事は、「現時点では、必ず出資するとか出資しないとか断定するものではない」と
コメントしていますが、知事の苦しい胸のうちがよく分かります。
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足利銀行の受け皿問題・・・
県が出資すべきではない! H18.9.21