6月25日(日)、宇都宮市において、検討されているLRTは本当に有効か考える

  シンポジウムが行われ、私もパネリストとして参加しました。

  まず、基調講演として、高崎経済大学教授 西野先生による「新交通システム(LRT)

  に関する課題提起」をテーマに講演がありました。
                

  会場の席はいっぱい。皆さんの関心       私も客席から講演に耳を傾ける。
  の高さがうかがえた。 
  
 
  その後開かれたパネルディスカッションでは、さまざまな意見が出されました。 

  市民代表として高野氏、ホンダ労組を代表して種子氏、そして私が、西野先生の
 
  司会のもと、話し合いました。

  私が、現計画は「白紙撤回したほうが良い」と話した瞬間に大きな拍手がおきました。

  
全体の議論として次のようなことが話し合われました。

  @栃木県の1兆円の借金。宇都宮市の1,460億円の借金。→宇都宮市民

 には、1世代76万あたりの借金がある現状を踏まえ、LRTを開通することに意義が
 
 あるのか。郊外に大型店舗が出きている現状から、LRTを作ることによって、本当に

 中心市街地の活性化につながるのか。

 A栃木県の車の保有率は全国で2位。(1位は群馬県→ その群馬県ですら、前橋市、

 高崎市、いずれのLRT導入計画も採算性の問題から断念したのが現状だ。)

 すでにこれだけ浸透している車社会を変えていくのは至難の技だ。                                         

 B需要予測と採算性の問題。実際、赤字になったら誰が払うのか。(首長が払って

 くれるなら結構である)→結局は、市民や県民が払うことにはならないのか。

              →どうして、宇大の前を通さないのか。
 
              →ただ作ることに重きをおいているのではないか。

 C道路の幅が狭い宇都宮市内において、LRTが交通渋滞を緩和するとは思えない。
   
 →ますます、渋滞するのではないか。

 D これまでの宇都宮市を変えるような問題だ。きちんと検討してから、導入を決める

 べきだ。


  最近では、市の広報や地元紙なども、LRTを早急に実現する
 ために、PRをしているようにもとれます。愛知県小牧市の新交通
 システムもついに巨額の赤字経営から、廃止になることが決まっ
 たそうです。

  
 参加した人のコメント@

 以前、フランスに住んでいました。ちょうど、フランから
 ユーロに変わる時期にいたのですが、どうしてこんな
 にスムーズにいったのか考えてみると、やはり100年
 間も導入に関して、ヨーロッパ中で検討してきた背景が
 あるからでしょう。じっくりと話しあうべきで、早急になんて
 考えられません。

 
参加した人のコメントA

 私は20代独身です。老後、年金ももらえないのでは
 なんて、友達と話します。お願いだから、これ以上、
 借金を日本に増やさないでほしいと思います。

                  
     
     
      
  



LRTシンポジウムへ参加 
 ちょっと待ってよ!本当に導入は有効なの?。 H18.6.28





                戻る