総務委員会でNHKの平成16年度決算に
ついて質問しました。
平成16年7月に番組制作費の不正支出
していた事件が発覚しましたが、以来次々
と不祥事がおこり、ついに受信料の不払い
にまで発展したことは記憶に新しいことです。
不払いにより厳しい経営環境におかれたNHKが、
再発防止と改革にどのように取り組んだかどうかが、今回の質問のポイントのひとつです。
しかし、結論からいえばNHKの経営責任者や会長の答弁は危機意識が乏しく、つい最近も
また不祥事が生じたことで明らかなように、再発防止の取り組みは実効を挙げていないのが
現状です。
6000億の収益をあげるのに800億の営業経費がかかるといわれる経営実態の改善も急ぐ
必要があります。
私は、かねがね公共放送であるNHKが果たす役割は大きいものであり、
国際競争力を高めるためにもNHKの研究所等は廃止すべきではないと主張してきました。
しかし、竹中大臣
が進めようとするのは、それと正反対のものです。
わたしは最後に、二宮尊徳翁の経済と道徳の一致の教えを紹介しました。「道徳を忘れた
経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言である」。竹中大臣もNHKも尊徳翁に学んで
改革に取り組むよう要望して、
質問の締めくくりとしました。
*詳細は会議録をご覧下さい。
事務所にご連絡いただければお渡しします。