ファビオ・ガッリアーニ氏 初来日記念 オカリナ独奏会は終了しました(2008年11月、本ページ下方参照)。
2009年3月、再来日演奏会のお知らせは、下記リンクをクリックして下さい。
主催: 日本イタリア声楽教育アカデミー
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イタリア、ブドリオ・オカリナ合奏団員、世界的オカリナ奏者
ファビオ・ガッリアーニ 氏
初来日記念 オカリナ独奏会のご案内
主催: 日本イタリア声楽教育アカデミー
後援(全会場): イタリア・ブドリオ市ボローニャ県エミリア=ロマーニャ州
イタリア文化会館-東京、イタリア文化会館-京都 在日イタリア大使館
日時・会場・入場料・L コード
2008年
11月6日(木) 名古屋市 東文化小劇場 19:00開演 ¥5,000 [Lコード41317]
後援:名古屋市、愛知県教育委員会、財団法人愛知県国際交流協会、大阪日伊協会、神戸日伊協会、
岐阜日伊協会、長野県日伊協会、北海道日伊協会、仙台日伊協会、日伊学院名古屋校
11月13日(木) 香川県高松市 サンポートホール高松 第1小ホール 19:00開演 ¥3,000 [Lコード61314]
後援:高松市、香川県、財団法人高松市文化芸術財団、財団法人香川県国際交流協会、岡山日伊協会、香川日伊協会、徳島日伊協会、愛媛日伊協会、
四国旅客鉄道株式会社、山陽新聞社、岡山日日新聞社、四国新聞社、愛媛新聞社、徳島新聞社、高知新聞社
11月15日(土) 広島県廿日市市 はつかいち文化ホール さくらぴあ 小ホール 19:00開演 ¥3,000 [Lコード61314]
後援:廿日市市生涯学習推進本部、広島県、財団法人ひろしま文化振興財団、財団法人広島市ひと・まちネットワーク、財団法人ひろしま国際センター、
広島日伊協会、福岡日伊協会、長崎日伊協会、熊本日伊協会、沖縄日伊協会、広島電鉄株式会社、中国新聞社
11月20日(木)東京都 杉並公会堂 小ホール 19:00開演 ¥5,000 [Lコード38251]
後援:イタリア政府観光局(ENIT) アリタリア航空
演 奏 曲 目
ガッリアーニ氏によるプログラム紹介文
ブドリオのオカリナが日本の皆様を、19世紀半ばから現在まで最も広く演奏され、愛されてきたイタリア音楽の世界にお誘いします。エミリア地方の民謡から、高尚なオペラ音楽、1960-70年代にラジオで放送されたカンツォーネやポピュラー音楽にいたるまで。
私は個々の会場で、オカリナ音楽のレパートリーを歴史的に概観できるプログラムを組みたいと思っています。最初に、かつて北イタリアで愛好された単一舞曲を演奏します。これらの曲が、外国起源の二人組で踊る近代舞曲(ポルカ、マズルカ、ワルツ等)によって淘汰されたのは、旧来の農耕社会から市民社会へと向かう、生活習慣の重要な推移を象徴するかのような、オカリナ音楽様式の変遷だと言えます。
ヴェンチェンツォ・ラッキーニなる人物が作曲し、オカリナ製作者チェーザレ・ヴィチネッリが楽譜出版を監修した、後期ロマン派様式で、史的価値の高いピアノ伴奏つきオカリナ独奏曲を幾つか演奏します。また、私のオカリナ演奏の恩師、パオロ・スカッツィエーリによるピアノ伴奏つき練習曲や、作曲家チェーザレ・テスティ(1915年没)のオカリナ独奏練習曲も用意しています。テスティの楽譜は、1930年代にアルフレード・バラットーニ氏の改訂を経ていますが、ごく簡素な手書き譜なので、私が今回の独奏会用にピアノ伴奏用の楽譜を作成せねばなりません。
さらに、ジョアキーノ・ロッシーニやジュゼッペ・ヴェルディのオペラから有名な旋律をオカリナ用に編曲し、19世紀末の演奏者と聴衆の双方に大歓迎された一連の作品もご披露します。
私の妻、バルバラも高松公演から日本巡業に合流し、賛助出演してくれる予定です。そこで彼女がカンツォーネを歌い、私がオカリナで対旋律を奏でようかとも考えています。
独奏会の締めくくりは、ジョージ・ガーシュウィンの作品、ジャズ、ボサ・ノヴァなど、近代的ジャンルで意外な曲が出てくるかも知れません。どうぞお楽しみに。
画像クリックで、ガッリアーニ氏の実演音声が聴けます
イタリア国営放送 RAI UNOテレビ番組Domenica In (2008年4月27日放映)で
入 場 予 約 お 申 し 込 み 方 法
1.下記、日本イタリア声楽教育アカデミー宛 E-mail で直接お申し込みの上、入場料を所定の方法により納入。
入場者名簿を作成し、独奏会当日はご来場の確認のみ承ります。会場では入場お申し込み・料金お支払いは取り扱いません。
名古屋会場(11月6日) 高松会場(11月13日) 廿日市会場(11月15日) 東京会場(11月20日)
主催者へのお申し込みは10月25日(土)必着です。
2.ローソンチケット 会場ごとのLコードで 9月1日(月)チケット発売開始。クラシック予約専用電話番号:0570-000-407
演奏者紹介 ファビオ・ガッリアーニ (Fabio
Galliani)
ブドリオ市立オカリナ学校卒業。同校創設者のパオロ・スカッツィエーリ氏(アルフレード・バラットーニ氏[1882生-1948没]から伝統の流儀を受け継いだ演奏家。元ブドリオ・オカリナ合奏団に所属)主宰による「ブドリオ青年オカリナ合奏団」に入団。当初はバスC管を担当したが、1989年以降はソプラノG管を専門とする。1980年代から今日まで、市立オカリナ学校教諭。
オカリナ奏者として、「ブドリオ・オカリナ合奏団」、「オカリナ・アンサンブル」、「20世紀合奏団」に所属。とりわけ「ブドリオ・オカリナ合奏団」とは、これまでに5枚のCDを制作。世界中で演奏旅行を実施する(オーストラリア、アルゼンチン、チリ、アメリカ合衆国、ヴェネズエラ、フランス、オランダ、ドイツ、スウェーデン、スイス、オーストリア、ハンガリー、スロヴェニア)。
2003年度、第一回ブドリオ・オカリナ音楽祭発起人。2004、2005、2007年度、同音楽祭芸術監督。
2006年、ブドリオ・オカリナ博物館の展示品解説パネルを執筆。展示内容の再整備を企画。
様々なオカリナ奏者集団の代表者として、イタリア国内外のテレビ・ラジオ番組に出演。
共著『陶土の音−ブドリオ・オカリナ150年史(1853-2003)』(2003年刊。原題1853-2003:
il suono dell’argilla. L’ocarina di Budrio 150 anni dopo)の執筆に参加。同書は現在も、イタリア語でオカリナ史を論じた唯一の書物である。
日本イタリア声楽教育アカデミー会員。