日本人のくらしとお米のはなし 1.稲つくりはどこの国から伝わってきたのでしょうか・・・ 2.北海道で稲つくりをはじめたのはいつでしょうか・・・ 3.日本人の生活とお米について・・・
|
私の家は水田と畑作の農家で、中学にもなると農繁期は両親と一緒に農作業に従事しました。中学1.2年の時に研究発表大会があり、いみじくも稲の生態について報告したことが懐かしく思います。 ところで、私の住んでいるここ幕別札内は、明治の中期に依田勉三が小作人を率い、開田に奔走し一帯は水田化されたそうです。しかし、昭和の50年初期から減反政策が始まり10年後には水田を見ることができなくなったそうです。 そこで、地域の人たちが途別小学校と相談、食育学習を通じ稲つくりの文化を継承していただくことの 了解を得て、地域ぐるみの活動として毎年、田植え、収穫祭の行事を行っています。 そんな思いを少しでも協力できればと、今年は農家の協力を得て、苗の栽培を試み子供たちと田植えをしてみました。 |
写真 | 育てる | 観察 |
・もみの準備(3月25日) 種もみ用のものを入手します |
・もみの大きさ はば3mm、長さ5-6mm ふっくらしています |
|
・種もみの選別(4月2日) 塩選水によって行いました。 ・種もみの浸水(4月2日) 水温10〜15℃で、一日一回の 変え水 |
・種に不敵なものは浮かぶ 厳選された種もみのため、不敵 なものが僅かに見られました。 ・7日程度で積算温度110℃、種も みを指で押すと若干の柔らかさ が感じられます。 |
|
・種もみの催芽促進(4月12日) 種もみをネットに入れ35℃ぬる ま湯に3日程度浸水しました。 (風呂を利用しました) |
・種もみの先が膨らみ 2日から若干種もみのの白いも のが見えます。 |
|
・はと胸状に発芽した種もみが 3日目になりました。 1mm程度に芽が出ているのが わかります。 |
・種もみのさきが白い 発芽のしすぎかとおもいます。 |
|
・播種箱の用意をします。 土は市販されている肥料の調 整されたものをつかいました。 土の厚さは6cm程度とし、若干の 点圧をしました。 |
・表土は山土をふるいにかけ 表面を平らにします。 |
|
・催芽種を撒きます。 催芽種は水切りをして2-3時間の のうちに撒きました。 被服は種の見えなくなる程度に 細かい山土を使いました。後は たっぷり霧吹きで散水します。 |
・撒きすぎです 厚からず、薄からず60g/u 程度が・・・ |
|
・発芽しました。 播種後3日目です。 |
・温度管理が大切です。 適温25℃、10℃以下は成 長を停止、30℃以上は蒸れ て苗をダメにします。 |
|
・苗になってきました。 背丈5-6cm程度です。 播種後10日程度です。 |
・葉が2枚みえま す。 やや温度が低いです。 |
|
・苗が育ちました。 | ・田植えをして十分です。 背丈12-15cmです。 葉は3-4枚になりました。 |
|
・田植えしました。 | ・やや深水にしています。 |