気象予報士実技試験の心構え (〜SnowDropの場合〜)
1.気象予報士になるには平常心が必要!!
実技試験は開始の合図と同時に受験者が一斉に狂い出します(笑)
わかる人にはわかると思いますが、初の受験者はかなり焦ります・・・。
私もそうでした。
何に焦るかというと、配られたミシン目つきの冊子の問題用紙を
一枚一枚ミシン目から切り離す作業にはいるため、
「ビリビリビリ」という音が鳴り響くからです。
このとき会場には異様な空気が漂います。慌てず冷静に切り離しましょう。
一番にすべてを切り離した人は鬼の首でも獲ったかのような顔をします(推測)。
みなさんは落ち着いて切り離して、落としたりしないでください。
定規を使って切り取ると良いですよ。
あと、切り離したものをまとめるダブルクリップも忘れないようにしましょう。
2.気象予報士になるには時間配分が必要!!
実技試験は「時間」が勝負です。
かなり手際よく問題を解かないと時間が足りません。
皆さんが勉強して、自分の頭の引き出しに入れておいたキーワードを早く確実に取り出しましょう。
いつもの勉強部屋なら集中できると思いますが、行ったことも無い場所で、
見たことも無い人の隣で、時間に追われる中で、
いつもと違う生活リズムで本当に100%の力を発揮できますか?
私が試験で100%の力を発揮するためにやったことは↓です。
・ 試験時に耳栓をして自分の世界に入った。
(ただし静かすぎると逆に集中できない人もいると思うので、
普段から耳栓をして慣れておくのも良いと思います。)
・ 普段からイメージトレーニングをして緊張感を養った
(試験により近い環境を作って、時間を計りながら過去問に取り組んだ。)
・ 実技試験前の昼休みに短期記憶(数分・数時間だけなら覚えていられる知識)を養った。
試験前の数時間・数分にできる勉強は限られています。
しかし、試験前の時間は普段より100倍以上の価値のある時間帯だと思っています。
短期記憶を軽視している人が多いですが、
試験前に実技試験に出てきそうなキーワードをもう一度見ておくことで
かなりの時間節約が期待でき、答案の確実性もUPします。
実技試験は昼休みからスタートしていると思いましょう。
周りの人より少しフライングスタートした気分になれますね。
でもご飯はきちんと食べてからにしましょうね。
3.気象予報士になるにはあきらめない心が必要!!
当日の学科試験がうまくいかないと、「実技試験を受けても意味がないや」
と思う人がたくさんいると思います。
なにしろ学科試験で不合格になると、
その後の実技試験は採点さえしてもらえないのですから無理もありません。
でもそんな人は絶対にあきらめないでください。
学科試験でも問題の不手際から全員が正解になる問題がありますし、
あなたができないのだから周りの人もできない=合格基準が下がる可能性
だってあるわけです。
実際に今までにも事例があります。
失敗したと思って悔やんでる暇があったら、
高い受験料を無駄にしないためにも実技試験を全力で受けましょう。