翌日の気象が広域に光化学スモッグの発生しやすい状態になると予測される場合に、
気象庁本庁が各地方の見通しを「全般スモッグ気象情報」として取りまとめて、午前11時頃に発表。
H22年7月
試験における重要度 ★★☆☆☆
平成17年6月から「ひまわり6号(運輸多目的衛星新1号)」による観測を行って来たが、
観測機器が設計上の運用期間である5年を満了することから、「ひまわり7号(運輸多目的衛星新2号)」による観測に切り替えた。
H22年5月
試験における重要度 ★★★★★
発達した積乱雲に伴う激しい突風を予報する竜巻発生確度ナウキャスト、及び雷を予報する雷ナウキャストを発表する。
例えば「±3度」としている誤差幅が、「上方誤差:+3度、下方誤差:−1度」として発表することとなり、予想される気温の分布に偏りがあるような場合に、
適正な予測範囲を提供することが可能となる。
なお、改善後の誤差幅の中に実際の最高気温又は最低気温が入る確率は、約80%となる。
H22年5月
試験における重要度 ★★★★★
大雨や洪水などの気象警報・注意報を、都道府県をいくつかに分けたあらかじめ定めた複数の市町村で構成された地域を対象に発表していたが、
これを、「●●市に対して大雨警報を発表」など、個別の市町村を対象として発表する改善を行う。
気象庁では、昭和30年から毎年3月〜4月にかけて、全国(沖縄・奄美地方除く)の気象台等が観測しているさくらを対象として、さくらの開花予想の発表を行っていたが、
最近では、民間気象事業者からも提供が行われているため、応用気象情報としてのさくらの開花予想の発表は、行わないこととする。
ただし、生物に及ぼす気候の影響を知ることを目的としたさくらの開花の観測は引き続き行う。
H21年10月
試験における重要度 ★★★☆☆
気象庁メソ数値予報モデル(MSM)の初期値を作成するメソ解析において、国土地理院が運用する電子基準点の観測データ(GPSデータ)から得られる水蒸気データの利用を開始する。
これにより、MSMの初期値の水蒸気量の精度が向上し、降水の予報の精度が改善される。
H21年7月
試験における重要度 ★★★★★
集中豪雨や局地的大雨による被害をもたらす積乱雲の急激な発達をいち早く捉え、迅速な情報提供を行うことにより、
従来よりも早めの対策を講じるなどの被害の防止・軽減につなげることを目的とし、気象レーダーの観測間隔を10分間隔から5分間隔に短縮する。
従来より活用していた宮城金華山沖および岩手釜石沖の2ヶ所のGPS波浪計に加え、以下の6箇所にGPS波浪計を設置し、津波情報に活用する。
・青森八戸沖 ・岩手宮古沖 ・気仙沼広田湾沖 ・三重尾鷲沖 ・和歌山白浜沖 ・高知足摺岬沖
H21年4月
試験における重要度 ★★★★★
台風の進路予報は3日先までであったが、5日先まで延長することとした。
4日および5日先の進路予報では、96 時間後(4日先)および120
時間後(5日先)の予報円の中心と半径、移動方向と速さを、日本時間3時、9時、15 時、21
時の観測に基づいて1日4回予報する。
ただし、3日先までの予報と違って台風の強さについては予報しない。
また、4日および5日先の進路予報は、3日先に台風の勢力を維持すると予報した台風に対してのみ行う。
近年、数値予報技術の改善等により台風進路予報の成績が向上しており、平成16〜19年の4年間の予報成績を調べた結果、予報円の半径をこれまでと比べて約15%、特に北西方向に進む場合には約20%小さくすることが可能となった。このため、今後の台風進路予報における予報円が小さくなる。
竜巻注意情報は、今まさに、竜巻、ダウンバースト等の激しい突風をもたらすような発達した積乱雲が存在しうる気象状況であるという現況を速報する気象情報で、雷注意報を補足する情報として発表される。
発表時刻から約1時間を有効期間とする。さらに継続が必要な場合は、改めて情報を発表する。
H19年12月 試験における重要度 ★★★★★
(1)日本付近では、24時間先までを3時間刻みに予報することとした。
(2)台風の強さの目安として、最大瞬間風速の情報を加えることとした。
(3)熱帯低気圧に関する情報を充実することとした。
(4)温帯低気圧に変わりつつある台風に関する情報を充実することとした。
(5)暴風域に入る確率の分布図を発表することとした。
(6)予報期間の暴風警戒域全体を囲む線を表示することとした。
(7)予報円の中心の点やそれを結ぶ線を表示することとした。
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