気象庁における最新変更情報(H15年〜現在)


気象予報士試験の勉強をするのは良いのですが、
間違った過去の情報も参考書等に盛り込まれていることがあります
このページ及びリンク先を印刷し、一読することで最新情報を入手しましょう。
気象予報士試験に問われる可能性のあるものしか掲載しておりませんが、
自分が覚えられなそうな箇所や忘れそうな箇所にマーキングしてください。
(完璧に覚えている箇所にマーキングをしても邪魔なだけです。)

H30年12月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
降雪の詳しい実況を把握し大雪に対する防災活動がより効果的に行われるよう、3、6、12、24、48、72時間降雪量の提供を開始

1.降雪の深さの新しい統計
気象庁では、積雪計を設置しているアメダス地点において、毎正時にそれまでの3、6、12、24、48、72時間分の
降雪の深さを積算した降雪量の統計値の提供を始める。
地点ごとに観測開始までさかのぼって観測史上1位の値等も算出可能。
2.気象庁ホームページ「最新の気象データ」の拡充
「雪の状況」に、3、6、12、24、48、72時間降雪量等の分布図、データ、ランキング、観測史上1位の値の更新状況を追加するとともに、
「降水の状況」などと同様に、過去1週間のデータを表示できるように改善。
また、規模が比較的大きな気象災害が発生又は予測される場合に、その期間の降水量などを集計している「特定期間の気象データ」についても、
降水や風に加えて雪の状況も集計。
https://www.jma.go.jp/jma/press/1812/14c/20181214_nhsnow.pdf


H30年8月  試験における重要度 ★★★☆☆ 
「危険度分布」を一層活用するため、自分のいる場所の「危険度分布」をワンタッチで表示できるよう改善

雨による災害発生の危険度を地図上に表示する「大雨警報(浸水害)の危険度分布」、「洪水警報の危険度分布」及び「土砂災害警戒判定メッシュ情報」
を提供しているが、これらの「危険度分布」をよりスムーズに活用できるように、スマートフォン等の位置情報機能を活用し、自分のいる場所の「危険度分布」
をワンタッチで表示できるよう改善
https://www.jma.go.jp/jma/press/1807/27c/0727riskmap_onetouch.pdf


H30年6月  試験における重要度 ★★★★★ 
危険度分布やバーチャートを用いた図形式の全般気象情報及び地方気象情報の提供

大雨や暴風などに関する気象情報には、その対象範囲に応じて、全般気象情報、地方気象情報、府県気象情報の3種類がある。
これらの情報の形式には文章形式と図形式があるが、これまで図形式は府県気象情報のみで用いてきた。
今後、これまで文章形式の情報のみであった全般気象情報や地方気象情報において、
危険度の高まる場所や時間帯等に関する広い範囲の防災上重要なポイントを一目で把握できる図形式の情報の提供を開始
https://www.jma.go.jp/jma/press/1806/22a/zukeisiki_joho.pdf


H30年6月  試験における重要度 ★★★★★ 
降水短時間予報をこれまでの6時間先までから15時間先までに延長

6月5日に運用を開始した新しいスーパーコンピュータを利用して、
降水短時間予報をこれまでの6時間先までから15時間先までに延長
https://www.jma.go.jp/jma/press/1806/14a/fcst15hour.pdf


H30年3月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「ひまわり8号」の観測データ等を活用した航空気象情報の改善

高分解能化・多バンド化された気象衛星「ひまわり8号」の観測データ、数値予報技術等の発展、
これまでの事例の蓄積に伴う知見の確立などにより、航空機の運航に影響を与える現象のより詳細な把握や的確な予測
が行えるようになったため、山岳波や砂じん嵐に関するシグメット情報の発表を開始
https://www.jma.go.jp/jma/press/1802/28a/180228_kokuukaizen.pdf


H29年12月  試験における重要度 ★★★★☆ 
紫外線解析値の毎時提供開始

人体への影響度を考慮した紫外線の強さを示す国際的な指標(UVインデックス)を用いて、
気象庁ホームページから紫外線情報を提供している。
その情報のうち、1日1回夕方(18時頃)に当日分まとめて提供していた紫外線解析値を、
日中の毎時間(6時から18時の毎時20分頃)提供するよう改善。
これにより、紫外線の強さの全国分布や全国141地点の推移状況が日中の毎時間把握できるようになる。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-55uvindex_info.html

H29年12月  試験における重要度 ★★★★☆ 
日射量予測データの提供開始

日射量予測データへのニーズがあることを踏まえ、これら分野における生産性の向上に資するよう、
数値予報により計算された日射量予測データの提供を開始

H29年7月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「ひまわり8号」の観測データを活用した雷ナウキャストの改善

気象衛星「ひまわり8号」の高解像度・高頻度かつ多バンドの観測データを活用し、
夏季日中において発達する積乱雲を早期に検出する技術を開発。
これにより、雷ナウキャストにおいて、夏季日中の陸上における落雷の可能性を発生直前までお知らせできなかった事例のうち、
約 33%で早くお知らせ(平均で 20 分程度)できるようになることを確認した
http://www.jma.go.jp/jma/press/1707/12a/20170712_kmncst.pdf

H29年7月  試験における重要度 ★★★★★ 
雨による災害発生の危険度の高まりを評価する技術を活用した大雨・洪水警報や大雨特別警報の改善、及び危険度分布の提供

土砂災害については土壌雨量指数を開発し、洪水害については15km 以上の河川を対象とした流域雨量指数を開発し、
既に警報等の発表に活用している。この度、洪水害について流域雨量指数を精緻化するとともに、浸水害について
表面雨量指数を新たに開発し、これらの技術を活用して、以下の情報について、改善・提供を行う。

@ 表面雨量指数の活用による、大雨警報(浸水害)の改善と危険度分布の提供
表面雨量指数を大雨警報(浸水害)の発表基準に導入することにより、大雨警報(浸水害)の改善を図る。
また、表面雨量指数を用いて、市町村内のどこで大雨警報(浸水害)等の発表基準に到達するかを確認できるよう、
地図上に危険度を 5 段階で色分け表示した「大雨警報(浸水害)の危険度分布」の提供を開始。

A 精緻化した流域雨量指数の活用による、洪水警報の改善と危険度分布の提供
精緻化した流域雨量指数を洪水警報の発表基準に導入することにより、洪水警報の改善を図る。
また、精緻化した流域雨量指数を用いて、市町村内のどこで洪水警報等の発表基準に到達するかを確認できるよう、
地図上に河川の流路に沿って危険度を 5 段階で色分け表示した「洪水警報の危険度分布」の提供を開始。

B 大雨特別警報の改善
危険度分布の技術の活用により、大雨特別警報を、危険度が著しく高まっている地域をより明確
にして発表する改善を行う。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1704/28b/riskmap.pdf

H29年5月  試験における重要度 ★★★★★ 
「警報級の可能性」及び「危険度を色分けした時系列」の提供開始

@「危険度を色分けした時系列」
警報級や注意報級の現象が予想される期間を色分けした、時系列の表形式による情報
A「警報級の可能性」
「明日まで」及び「明後日以降」の警報級の現象となる可能性を「高」や「中」で伝える情報
http://www.jma.go.jp/jp/warn/

H29年3月  試験における重要度 ★★★★★ 
「静止気象衛星「ひまわり9号」が運用を開始

平成28年11月2日(水)に打ち上げられた静止気象衛星「ひまわり9号」は、
平成29年3月10日(金)9時(日本時間)より待機運用を開始。
これにより、世界最先端の観測機能を有する「ひまわり8号・9号」の2機体制を確立し、
平成41年度までの間、安定的かつ持続的な気象衛星観測を実施予定。
画像解像度向上、観測回数増加、観測画像の種類増加
http://www.jma.go.jp/jma/press/1703/09b/20170309_himawari9_start_operation.pdf

H29年3月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「数値予報の改良により、台風の進路や降水をより精度良く予測」

アンサンブル予報の改良により、台風の進路予測の精度が3日目以降では約 10%向上し、
これまで予測できなかった進路もより捉えることができるようになった。
メソモデルにおける雲や降水粒子等の計算手法を高度化したことにより、
特に夏季の降水の予測精度が向上し、例えば、メソモデルの予測対象期間(39 時間先まで)における、
3時間 30 ミリ以上の降雨の予測精度は約 16%改善。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1703/06a/20170306_nwp_h28.pdf

H29年3月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「波浪予想図に、海面状況の変化が激しく突然の大波が出やすい「航行に危険な海域」の情報を追加」

(外洋波浪予想図FWPN)
複数の方向から波が到達し、海面が複雑になることが予想される海域
・波高 1.8m以上で、かつ二つ以上の波が存在するところを対象
・代表的な部分に、それぞれの波の情報も表示

(沿岸波浪予想図FWJP)
波と逆向きの流れにより、波の変化が激しくなることが予想される海域
・波高 1.0m以上で、かつ波高が 5%以上増大するところを対象
http://www.jma.go.jp/jma/press/1702/15a/20170215_harou.pdf

H29年2月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「黄砂の予測精度が向上するとともに、黄砂の分布図がこれまでよりきめ細かく」

黄砂予測に用いるモデルについて、大陸での砂やちりの舞い上がりがより正確になるような改良と、
黄砂分布をよりきめ細かく予測するための高解像度化を行った。
これにより、黄砂予測の空振りや見逃しが減るととともに、国内における黄砂の分布がより正確にかつ
詳細に予測できるようになった。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1702/14b/press_h29_kosajoho_annex_20170214.pdf

H28年12月  試験における重要度 ★★★★★ 
「竜巻注意情報の精度向上および、竜巻注意情報の発表区域を細分化」

これまでの竜巻に関する調査研究等から得られた最新の科学的知見や、
国土交通省高性能レーダ雨量計ネットワーク(XRAIN)による観測データの一部を新たに活用し、
竜巻注意情報の精度向上を図るとともに、竜巻注意情報の発表区域を、現在の県単位から「○○県南部」
などの天気予報と同じ区域に細分化。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/04a/20161104_tatsumaki_saibun_besshi.pdf

H28年11月  試験における重要度 ★★★☆☆ 
「関東地方及び東海地方等の少雪地における大雪警報・注意報基準の見直し」

関東地方及び東海地方等の少雪地において、警報・注意報の基準に用いる降雪時間を 24 時間から 12 時間に短縮する。
警報・注意報基準を超えるかどうかの予測判断も、より早いタイミングで行うこととなるため、
これまでより数時間程度早い段階での警報・注意報の発表が可能。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/08a/20161108_ooyuki_kijun.pdf

H28年9月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「記録的短時間大雨情報のより迅速な発表」

30 分間隔で行っていた解析雨量の算出処理を、速報性を重視して 10 分間隔とし、
さらに所要時間を 10 分間短縮することによって、記録的短時間大雨情報の発表の迅速化を図る。
よって、これまでより最大で30分早く発表が行われる。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1609/15a/20160915_kirokuame_bessi.pdf

H28年6月  試験における重要度 ★★★★★ 
「台風予報の精度向上」

近年の数値予報モデルの改良やひまわり8号等の新たな観測データの活用により台風進路予報の精度が向上したことを踏まえ、
予報円の半径を約20〜40%小さくすることが可能となった。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1606/15a/20160615_typhoon_yohoen.pdf

H28年5月  試験における重要度 ★★★☆☆ 
「静止気象衛星ひまわり8号による詳細な海面水温画像を公開」

静止気象衛星ひまわり8号では、空間分解能および雲域判別処理が向上したことにより、
高分解能・高精度の海面水温データの算出が可能となった。

領域:日本近海、黒潮域、親潮域、東シナ海、日本海の5領域
  公開時間:毎日11時頃、「前日9時〜20時」と「前日21時〜当日8時」の期間で合成した画像2枚を公開
  水平解像度:2km
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/himawarisst.html

H28年5月  試験における重要度 ★★★★☆ 
「土砂災害警戒判定メッシュ情報の表示を、市町村名や道路・鉄道・河川等の地理情報と重ね合わせて表示」

自分のいる地域に迫りつつある土砂災害発生の危険度の高まりをより把握しやすくするため、土砂災害警戒判定メッシュ情報と市町村名や国土数値情報の地理情報(道路・鉄道・河川等)を重ね合わせて表示できるように改善。
http://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/

H28年3月  試験における重要度 ★★★★★ 
「気象の予測精度が向上」

ひまわり 8 号等の新たな観測データの活用や、数値予報モデルの改良によって、
台風の進路予測精度を約 10%※改善させ、降水などをより的確に予測。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1603/17a/20160317_nwp_himawari8.pdf

H28年3月  試験における重要度 ★★★★★ 
「"推計気象分布"の提供開始」

最新の気温及び天気の分布を1時間ごとに、約 1km 四方の細かさで提供。
夏季における高温域の広がりや、冬季における雨と雪の分布などを容易に、きめ細かく把握できるようになる。

H27年12月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「気象庁ホームページで提供する天気図の充実」

以下の天気図について、新たにカラー版の提供を開始
・アジア太平洋域実況天気図(ASAS)
・アジア太平洋域 24/48 時間予想天気図(FSAS24/48)
・日本周辺域実況天気図(速報天気図)
・日本周辺域予想天気図(新規提供)

また、日本周辺域の予想天気図を追加提供するとともに、過去3日分を遡って閲覧できるよう変更。

H27年11月  試験における重要度 ★★★☆☆ 
「緊急速報メールによる気象等及び噴火に関する特別警報の配信」

気象等及び噴火に関する特別警報について緊急速報メールで配信することとなった。
これにより、気象庁の発表する全ての特別警報が緊急速報メールで配信される。
対象者は、携帯電話(NTT ドコモ、KDDI・沖縄セルラー(au)、ソフトバンク)ユーザーのみ。

H27年3月  試験における重要度 ★★★★☆ 
「地方海上分布予報の提供」

日本近海を対象とした海上の気象状況の推移を分布図形式で示した「地方海上分布予報」の提供を開始。
この地方海上予報の発表海域を、緯度方向、経度方向にそれぞれ1度四方の格子に区切り、「風、波、視程(霧)、
着氷」の6時間ごとの分布を、24 時間先まで、1日4回定時に(6時頃、12 時頃、18 時頃、24 時頃)提供する。

H26年9月  試験における重要度 ★★★★★ 
「目撃情報を活用した竜巻注意情報の提供を開始」

http://www.jma.go.jp/jma/press/1408/26a/tornado_1.pdf

H26年8月  試験における重要度 ★★★★★ 
「高解像度降水ナウキャストの提供を開始」

30 分先までの5分ごとの降水域の分布を 250m四方(従来の降水ナウキャストでは1km 四方)の細かさで予測し、
5分間隔で提供。気象ドップラーレーダーのデータに加え、気象庁・国土交通省・地方自治体が保有する
全国約 10,000 カ所の雨量計の観測データ、ウィンドプロファイラやラジオゾンデの高層観測データ、
国土交通省 XRAIN のデータも活用し、降水域の内部を立体的に解析することにより、精度向上を図っている。

H26年2月  試験における重要度 ★★★★☆ 
「1か月予報及び異常天候早期警戒情報の発表日の変更」

1か月予報の発表日が毎週木曜日に変更(以前は金曜日だった)
異常天候早期警戒情報の発表検討日が毎週月・木曜日に変更(以前は火・金曜日だった)

H25年11月  試験における重要度 ★★★★☆ 
「大雪に関する異常天候早期警戒情報の開始」

大雪に関する異常天候早期警戒情報の運用を開始します。
この情報は、大雪による被害に対する事前の準備を呼びかけるもので、
日本海側を中心とした地方を対象として、7日間降雪量が「かなり多い」可能性が
大きいと予想される場合に発表します。
 また、ここ数年、12月や3月にも大雪による被害が相次いだことから、
1か月予報における「向こう1か月の降雪量予報」を発表する期間を広げます。
  http://www.jma.go.jp/jma/press/1310/29b/soukei_yuki20131029.pdf


H25年7月  試験における重要度 ★★★★★ 
「特別警報の発表基準について」

http://www.jma.go.jp/jma/press/1307/31a/130731kijun.pdf

H25年5月  試験における重要度 ★★★★★ 
「特別警報について(気象業務法の一部改正)」

@ 特別警報の実施
 気象庁は、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合には、
その旨を示して、気象、地象(地震にあっては、発生した断層運動による地震動に限る。)、
津波、高潮及び波浪についての警報(以下「特別警報」という。)をしなければならないこととする。
 また、気象庁は、特別警報を行うに当たっての基準を、関係都道府県知事の意見を聴いて定め、
公表しなければならないこととする。
A 特別警報の伝達
 気象庁から特別警報の通知を受けた都道府県の機関は、直ちに関係市町村長に通知しなければならないこと
とするとともに、通知を受けた市町村長は、直ちに公衆等に周知させる措置をとらなければならないこととする。
B 津波予報業務の許可基準の変更
 気象庁以外の者が津波の予報業務を行う場合の許可基準を変更し、津波の予想を国土交通省令で定める技術上の
基準に適合した方法により行うこととする。

H25年3月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 
「ドップラーレーダーへの更新」

全国20か所の気象レーダーが全てドップラーレーダーになった。
これにより大雨や突風発生の監視・予測精度の向上が図られる。
(参考)ドップラーレーダーとは、通常のレーダーが観測する降水の分布と強さに加え、
電波のドップラー効果を利用して風で流される雨粒や雪の動きを観測することのできるレーダー。



H25年3月  試験における重要度 ★★★★★ 
「津波警報の情報文の変更」

http://www.jma.go.jp/jma/press/1205/16b/besshi1.pdf
http://www.jma.go.jp/jma/press/1205/16b/besshi2.pdf
http://www.jma.go.jp/jma/press/1205/16b/besshi3.pdf


H24年7月  試験における重要度 ★★★★☆ 
「最高・最低気温分布予想図の提供開始」

熱中症対策を推進するとともに、電力需給ひっ迫時の対応を支援するため、
「最高・最低気温分布予想図」の提供を開始。
毎日3 回、5 時過ぎには当日の最高気温を、11 時過ぎには当日の最高気温と翌
日の最低気温を、17 時過ぎには翌日の最高・最低気温を表示。


H24年6月  試験における重要度 ★★★☆☆ 
「遠地津波予測の改善」

http://www.jma.go.jp/jma/press/1206/26a/enchi_tsunami_kaizen2012_2.pdf


H24年6月  試験における重要度 ★★★★★ 
「見出しのみの短文で伝える気象情報の発表」
「予想最大瞬間風速の記述」

http://www.jma.go.jp/jma/press/1206/21a/20120621_h24kishou_joho_kaizen_besshi1.pdf
http://www.jma.go.jp/jma/press/1206/21a/20120621_h24kishou_joho_kaizen_besshi2.pdf


H22年8月  試験における重要度 ★★★★☆ 
「広域に光化学スモッグが発生しやすい気象状況が予想される場合に、新たな情報で提供を開始」

翌日の気象が広域に光化学スモッグの発生しやすい状態になると予測される場合に、
気象庁本庁が各地方の見通しを「全般スモッグ気象情報」として取りまとめて、午前11時頃に発表。


H22年7月  試験における重要度 ★★☆☆☆ 

「運輸多目的衛星「ひまわり6号」から「ひまわり7号」への気象観測運用切り替え」

平成17年6月から「ひまわり6号(運輸多目的衛星新1号)」による観測を行って来たが、
観測機器が設計上の運用期間である5年を満了することから、「ひまわり7号(運輸多目的衛星新2号)」による観測に切り替えた。



H22年5月  試験における重要度 ★★★★★ 

「竜巻発生確度ナウキャスト及び雷ナウキャストの発表開始

発達した積乱雲に伴う激しい突風を予報する竜巻発生確度ナウキャスト、及び雷を予報する雷ナウキャストを発表する。


H22年5月  試験における重要度 ★★★★☆ 

「週間天気予報における最高気温及び最低気温の誤差幅の表現を改善」

例えば「±3度」としている誤差幅が、「上方誤差:+3度、下方誤差:−1度」として発表することとなり、予想される気温の分布に偏りがあるような場合に、
適正な予測範囲を提供することが可能となる。
なお、改善後の誤差幅の中に実際の最高気温又は最低気温が入る確率は、約80%となる。



H22年5月  試験における重要度 ★★★★★ 

「大雨や洪水などの気象警報・注意報を個別の市町村を対象に発表するよう改善

大雨や洪水などの気象警報・注意報を、都道府県をいくつかに分けたあらかじめ定めた複数の市町村で構成された地域を対象に発表していたが、
これを、「●●市に対して大雨警報を発表」など、個別の市町村を対象として発表する改善を行う。


H21年12月  試験における重要度 ★★★★☆ 

「気象庁におけるさくらの開花予想の発表を終了」

気象庁では、昭和30年から毎年3月〜4月にかけて、全国(沖縄・奄美地方除く)の気象台等が観測しているさくらを対象として、さくらの開花予想の発表を行っていたが、
最近では、民間気象事業者からも提供が行われているため、応用気象情報としてのさくらの開花予想の発表は、行わないこととする。
ただし、生物に及ぼす気候の影響を知ることを目的としたさくらの開花の観測は引き続き行う。


H21年10月  試験における重要度 ★★★☆☆ 

「気象庁メソ数値予報の改善について」

気象庁メソ数値予報モデル(MSM)の初期値を作成するメソ解析において、国土地理院が運用する電子基準点の観測データ(GPSデータ)から得られる水蒸気データの利用を開始する。
これにより、MSMの初期値の水蒸気量の精度が向上し、降水の予報の精度が改善される。



H21年7月  試験における重要度 ★★★★★ 

「気象レーダーの観測間隔をこれまでの10分間隔から5分間隔に短縮」

集中豪雨や局地的大雨による被害をもたらす積乱雲の急激な発達をいち早く捉え、迅速な情報提供を行うことにより、
従来よりも早めの対策を講じるなどの被害の防止・軽減につなげることを目的とし、気象レーダーの観測間隔を10分間隔から5分間隔に短縮する。


H21年4月  試験における重要度 ★☆☆☆☆ 

「津波情報で発表する沖合のGPS波浪計の追加設置」

従来より活用していた宮城金華山沖および岩手釜石沖の2ヶ所のGPS波浪計に加え、以下の6箇所にGPS波浪計を設置し、津波情報に活用する。
・青森八戸沖 ・岩手宮古沖 ・気仙沼広田湾沖 ・三重尾鷲沖 ・和歌山白浜沖 ・高知足摺岬沖



H21年4月  試験における重要度 ★★★★★ 

「台風進路予報の予報期間延長」

台風の進路予報は3日先までであったが、5日先まで延長することとした。
4日および5日先の進路予報では、96 時間後(4日先)および120 時間後(5日先)の予報円の中心と半径、移動方向と速さを、日本時間3時、9時、15 時、21 時の観測に基づいて1日4回予報する。
ただし、3日先までの予報と違って台風の強さについては予報しない。
また、4日および5日先の進路予報は、3日先に台風の勢力を維持すると予報した台風に対してのみ行う。


H20年5月  試験における重要度 ★★★☆☆ 

「台風進路予報における予報円の縮小」

近年、数値予報技術の改善等により台風進路予報の成績が向上しており、平成16〜19年の4年間の予報成績を調べた結果、予報円の半径をこれまでと比べて約15%、特に北西方向に進む場合には約20%小さくすることが可能となった。このため、今後の台風進路予報における予報円が小さくなる。


H20年3月  試験における重要度 ★★★★★

「府県気象情報(竜巻注意情報)の提供開始」

全国で気象ドップラーレーダーの整備が進んだため、その観測成果などをもとに竜巻、ダウンバースト等の激しい突風から身の安全を確保することを目的とした新たな府県気象情報(竜巻注意情報)を発表することとした。

竜巻注意情報は、今まさに、竜巻、ダウンバースト等の激しい突風をもたらすような発達した積乱雲が存在しうる気象状況であるという現況を速報する気象情報で、雷注意報を補足する情報として発表される。

  1. 情報の発表条件
    • 気象ドップラーレーダーによるメソサイクロンの検出
    • 気象レーダーによるエコー強度・頂高度
    • 数値予報資料による指標

    上記3つの観測結果及び指標による総合判断で、竜巻、ダウンバースト等の激しい突風をもたらすような発達した積乱雲が存在しうる気象状況と判断した時に発表される。

  2. 情報の有効時間

    発表時刻から約1時間を有効期間とする。さらに継続が必要な場合は、改めて情報を発表する。


H19年12月  試験における重要度 ★★★★★

「気象庁における瞬間最大風速の観測方法の変更」

従来、気象庁が発表する「瞬間風速値」は0.25秒毎の風速値であったが、3秒間の平均値を「瞬間風速値」と定義することとした。
20m/s程度以上の風速の場合、3秒間の平均値とすることで、0.25秒間隔の測定値
より概ね10%程度小さくなる。
また、これまで地方気象台などに限られていた瞬間風速の観測をアメダス観測所約230ヶ所でも平成19年度中に開始する。

※この変更による平均風速(10分間平均)への影響はない。


H19年9月  試験における重要度 ★☆☆☆☆
「予報対象地域名の改正」

・「九州南部・奄美地方」→「九州南部地方
・「沖縄・奄美」→従来「南西諸島」としていた地域名のうち、種子島、屋久島地方を含まない場合に用いることとした。


H19年7月  試験における重要度 ★★★☆☆
「津波予報の速やかな更新、解除」

地震発生後10〜20分程度で地震断層の解析を行い、その解析結果にもとづき津波予報の解除や切替を速やかに行うこととした。


H19年4月 
試験における重要度 ★★★★☆
「洪水予報の発表形式の改善」

変更点は以下のとおり
(1) 市町村や住民がとるべき避難行動等との関連が理解しやすいように、洪水予報の標題と水位の名称を洪水の危険に応じてレベル化した。危険レベル毎の標題とそれに対応する水位等は以下のとおり。
    レベル5 標題:はん濫発生情報  状態:はん濫発生
    レベル4 標題:はん濫危険情報  水位名称:はん濫危険水位
    レベル3 標題:はん濫警戒情報  水位名称:避難判断水位
    レベル2 標題:はん濫注意情報  水位名称:はん濫注意水位
    レベル1 (発表はしない)    水位名称:水防団待機水位

(2)洪水予報の内容を理解しやすくするため、発表内容を要約した見出し文(40文字以内)を新たに付け加える。


H19年4月 
試験における重要度 ★★★★★
「予報用語の改正」

主な変更点は以下のとおり
(1) 時間帯に関する用語〔 修 正 〕
 ・00時 〜 03時: 「午前3時頃まで」を「未明」に
 ・06時 〜 09時: 「朝のうち」を「朝」に
 ・18時 〜 21時: 「宵のうち」を「夜のはじめ頃」に

(2) 新たに加えた用語
 ・「藤田スケール」: 竜巻等の突風に関する尺度として世界的に利用
 ・「熱中症」   : 高温に対して注意・警戒を呼びかける際に使用
 ・「猛暑日」   : 日最高気温が35℃以上の日に関して用語を新たに定義

(3) その他〔 低気圧の名称 〕
 ・低気圧により防災上注目すべき気象現象や特徴などが異なることから、低気圧についての特別な呼称は設けない。
 ・状況に応じて、「急速に発達する低気圧」「猛烈な風を伴う低気圧」などのように具体的な記述、解説を行う。


詳細⇒ http://www.jma.go.jp/jma/press/0703/29b/yougo_henkou.pdf
           http://www.jma.go.jp/jma/press/0703/29b/yougo_sakujo.pdf


H19年4月 
試験における重要度 ★☆☆☆☆
「異常気象リスクマップの提供を開始」

過去100年以上の日降水量データがデジタルデータとして整備された全国51地点における大雨の頻度や地域の異常気象の実態に関する情報を、「異常気象リスクマップ」として提供することとした。


H19年4月  試験における重要度 ★★★★★
「台風情報の充実」

(1)日本付近では、24時間先までを3時間刻みに予報することとした。
(2)台風の強さの目安として、最大瞬間風速の情報を加えることとした。
(3)熱帯低気圧に関する情報を充実することとした。
(4)温帯低気圧に変わりつつある台風に関する情報を充実することとした。
(5)暴風域に入る確率の分布図を発表することとした。 
(6)予報期間の暴風警戒域全体を囲む線を表示することとした。 
(7)予報円の中心の点やそれを結ぶ線を表示することとした。

詳細⇒ http://www.jma.go.jp/jma/press/0703/15a/typhoon-leaflet.pdf (PDFデータ)


H19年2月
 試験における重要度 ★☆☆☆☆
「海面水温・海流予報の改善」
(1)従来、10日毎に発表していた旬予報と、月に1回発表していた月予報を統合し、「海面水温・海流1か月予報」として、1か月先までの10日毎の海面水温と海流の予報を、毎月10日、20日、月末日に発表するよう変更した。

(2)新たに1か月先までの海域毎の海面水温の時間変化を時系列にして発表するよう変更した。


H18年6月 試験における重要度 ★★☆☆☆
「洪水等の防災用語の改善」
(1) 防災情報の体系を抜本的に再整理
・これまで、水防団の活動用、河川の施設管理用、住民避難用など異なる目的で設定された水位が
混在していたものを、大河川、中小河川を問わず統一 した。
・市町村や住民がとるべき避難行動等との関連で水位等の情報をレベルで区分した。
・その名称も危険のレベルがわかる表現に改善した。

(2) その他の防災情報の用語全体にわたり、受け手の立場にたって、容易に理解できるよう改善 した。


H18年5月 試験における重要度 ★★★☆☆
「インターネットを活用して市町村等の防災機関への防災気象情報の提供を開始」
気象庁が発表する防災気象情報は、災害対策基本法や気象業務法に基づき、
全国の各気象台から都道府県等の防災機関に伝達され、都道府県等から市町村等へ伝達されていたが、
地域における防災気象情報の利用を促進し、気象災害による被害の防止・軽減により一層貢献するため、
気象庁では、従前の都道府県を通じた情報伝達に加えて、
インターネットを活用した市町村等への防災気象情報の提供を開始した。


H18年3月 試験における重要度 ★★★☆☆
「気象庁の数値予報に用いるスーパーコンピュータの更新、数値予報モデルの改善」
レーダー・アメダス解析雨量と降水短時間予報を1km四方の格子ごとに計算するとともに、
メソ数値予報モデルを5km四方の格子ごとに1日8回計算。
また、アンサンブル予報の改善を行い、週間天気予報・季節予報の精度向上
を図る。


H18年2月 試験における重要度 ★★★☆☆
「運輸多目的衛星新2号(MTSAT−2)が、静止軌道に投入され、
運輸多目的衛星新2号の愛称は、「ひまわり7号」となった」


H17年10月 試験における重要度  ★☆☆☆☆
「地球環境に関連した海洋変動の現状と今後の見通しなどを総合的に診断して、
気象庁ホームページなどで提供する業務を新たに開始」


H17年7月 試験における重要度  ★☆☆☆☆
「毎月の[オゾン層観測速報]の内容追加」
新たに日最大UVインデックスの前月の月平均分布と、月別累年平均値からの偏差について解説。


H17年6月 試験における重要度  ★★★★☆
「運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)が正式運用を開始」


H17年6月 試験における重要度  ★★★★★
注:台風情報に関する内容は再度H19年4月に変更になったので、そちらが最新であることに注意!!

「24時間以内に台風になると予想した熱帯低気圧の情報を発表」
(1) 24時間以内に台風になり、かつ、日本へ接近(おおよそ300km以内)すると予想した
  熱帯低気圧を対象として情報を発表。
(2) 実況(現在の位置、中心気圧及び進行速度・方向)と、24時間後の予想位置を、
  6時間ごとに1日4回発表。
(3) この情報の対象となった熱帯低気圧が台風にならなかった場合や
  日本への影響がなくなったと判断した場合には、この情報を終了する旨を発表。
  
詳細⇒http://www.jma.go.jp/jma/press/0502/16a/4jigen.pdf  (PDFデータ)


H17年5月 試験における重要度  ★★☆☆☆
「紫外線情報の提供を開始」


H17年2月 試験における重要度  ★★★☆☆
「天気予報、台風進路予報などの改善のため、
全球数値予報モデルの初期値解析に4次元変分法を導入」


H16年12月 試験における重要度  ★★★★★
「天気予報の発表時刻一部繰り上げや内容充実」
地方天気分布予報・地域時系列予報の発表時刻
従来:6時・12時・18時  ⇒  変更後:5時・11時・17時

(1) 降水確率・最高最低気温の予報期間
        従来:明日6時まで(5時発表)  ⇒ 変更後:明日24時まで(5時発表)
        従来:明日12時まで(11時発表) ⇒  変更後:明日24時まで(11時発表)
        従来:明日24時まで(17時発表) ⇒  変更後:明日24時まで(17時発表)

(2) 5時発表の最高・最低気温予報
        従来:今日の最高気温  ⇒  変更後:今日・明日の最高気温、明日朝の最低気温

(3) 府県週間天気予報の発表時刻
        従来:11時、17時(修正がある時のみ) ⇒ 変更後:11時、17時


H16年9月 試験における重要度  ★★★★★
「大雨や強風等の現象を予測対象とするメソ数値予報モデルの改善」
※上述H18年3月のスーパーコンピュータの更新を見越して変更を行ったようです。
メソ数値予報モデルの格子間隔
従来:10km ⇒ 変更後:5km
メソ数値予報モデルの数式を改善


H16年6月 試験における重要度  ★★★★★
「降水ナウキャストの開始」
1時間先まで10分間毎の、全国の1kmメッシュの降水予測を行う。
レーダーデータから作成した1kmメッシュの降水強度分布と、
降水域の移動状況をもとに、日本全国を対象として、10分毎に提供。


H16年6月 試験における重要度  ★★★★☆
「台風の進路予報円の大きさを縮小」
台風予報精度の向上を踏まえ、台風に対する備えをより効果的にできるよう、
台風の進路予報における予報円を小さくした。


H16年3月 試験における重要度  ★★☆☆☆
「[注意報・警報]の改善」
より分かりやすく、よりきめ細かく伝えられるよう変更。
http://www.jma.go.jp/jma/press/0403/03a/yohoukaizen.pdf  (PDFデータ)


H15年9月 試験における重要度  ★★☆☆☆
「寒候期予報と暖候期予報に力学的手法を導入」
海面水温予測モデル( 大気海洋結合モデル) の予測結果を、
暖・寒候期予報に取り入れることとした。


H15年6月 試験における重要度  ★★★★★
注:台風情報に関する内容は再度H19年4月に変更になったので、そちらが最新であることに注意!!

「台風情報の改善」
(1)1時間後の位置情報の充実
(2)暴風域に入る確率の改善
(3)72 時間強度予報の実施
http://www.jma.go.jp/jma/press/0304/01a/typhoon.pdf  (PDFデータ)


気象予報士

SnowDrop〜独学で気象予報士を目指せ〜