「脳からストレスを消す技術」(著者 有田 秀穂)より転載


私たちの身体は、身体の内外で感じたことをすべて情報として一度脳に集めます。
脳はその情報を判断し、それに対しどういう行動をとるのか、身体の各部署に情報を伝達しています。
こうした「情報の通り道」になっているのが、神経です。

神経は神経細胞の集合ですが、細胞同士はぴったりとつながっているわけではなく、ほんの少しだけ間隔を空けながら連携しています。その神経細胞同士の隙間を移動し、情報を伝えているのが「神経伝達物質」です。
例えるなら神経細胞はリレーの走者、神経伝達物質はバトンのようなものです。

神経細胞には、「軸索」と「樹状突起」と呼ばれる二種類の突起があります。
この突起が互いに手を伸ばし合うようにして神経細胞は「神経」を構成しています。

樹状突起から情報を受け取った神経細胞は、インパルスと呼ばれる電気信号を使い軸索の末端までその情報を伝え、そして軸索の先端にインパルスが到達すると、そこから神経伝達物質が放出され、次の神経に情報が伝わるのです。
この神経細胞同士の接合部分を「シナプス」といいます。