音楽と生物の結びつき

 タンパク質は、それぞれ独自のメロディを持っている。
一つのタンパク質からは二通りのメロディが得られる。そのタンパク質の合成を盛んにするメロディと抑えるメロディだ。
細胞が「タンパク質の音楽」に含まれるその情報を感知することで、変化が起こる

放送局からは、情報の乗った電波が発信されている。しかしその電波を受信する手段がないと、その情報をキャッチすることができない。そのためラジオ受信機にはチューナーがついている。
人間がそのチューナーを調節して望む放送局の周波数と共鳴が起こるようにしたとき、初めて放送が受信される。
この操作を「同調させる」と言う。
チューナーを用いて同調させることで、空中を飛び交っている多数の電波の中から特定の一つの電波だけを受信することが可能になる。ラジオ受信機には受信した電波を解読する仕組みが備わっているため、人間の五感では感知できない電波が、耳に聞こえる音に変換されることになる。

こうした仕組みを「タンパク質の音楽」に当てはめると次のようになる。
音波として発信された「タンパク質の音楽」は、受信機となる生物の体内で電波に変換されて細胞まで伝わっていく。
細胞には、タンパク質一つひとつごとに独自の非可変式チューナーが用意されている。そのため、送られてくる「タンパク質の音楽」に対応した電磁波と同調するタンパク質だけが、その電磁波に乗った情報をキャッチすることができる。特定のタンパク質だけが影響を受けるのはそのためである。・・・