大阪人間科学大学の山田冨美雄教授・・・聖教新聞掲載分を転載

ストレス反応の意味
ストレスとは「脅威事態」に出会ったときに作動する、身体の防衛システムの働きです。身の危険を察知した脳が作動させる一連の防衛反応なのです。

ストレッサー
ストレス反応の原因となるものをストレッサーと呼びます。恐怖や大切な人との別れなどのトラウマ体験、苦手な人との交渉、プレッシャーや欲求不満などの不快な事象のほか、昇進や合格などもストレッサーとなり得ます。
生ある限り、ストレスはつきものです。未知への挑戦はそれ自体がストレッサーとなり、針のある生活はストレス反応そのものです。

免疫機能の低下
こうしたストレス状態が長期間続くと、免疫系の働きが抑えられ、病気にかかりやすくなります。


ストレスマネジメント・・・5つの基本
1.予測
   どんなストレッサーがいつ現れるかを普段から予測しましょう。
   ストレッサーが予測できたら、適切な対処法を考えましょう。そうすればいざストレッサーと遭遇してもあわてません。
2.論理的
   逃げたり、放置しないで、冷静・沈着に問題解決を図ります。
   情報を収集し、必要なら専門家を訪ねて、積極的な対応をとります。
   数学やパズルを解く訓練、小説や物語を問題解決の技法として読んだりして、論理的思考を普段から鍛えましょう。
   酒やばくち、あきらめやヤケ食いはダメです。
3.よい習慣
   規則正しい生活、早寝早起き、快食快便、適度な運動、適度な労働、朝ごはんを欠かさず、寝る前に入浴し、アルコールはほどほど、たばこは控えたいものです。
4.くつろぎ
   ストレス反応は、自律神経系・交感神経の興奮作用です。
   くつろぐこと、リラックスすることは副交感神経の作用を増し、交感神経の働きを抑えます。
  @呼吸法
   深くおなかの底から深呼吸をします。吐く息を長くするのがコツです。
  A筋弛緩法
   目の周りの筋肉に数秒間力を入れます。息を止めて緊張した後、吐きながら一気に力を抜いてリラックスします。
   次に、口、肩、腕、腹、足の順に身体全体の筋肉の緊張と弛緩を繰り返します。
  B瞑想法
   目を閉じ、身体の一部に集中し、おなかで息をします。吐く息に合わせて、集中力を高めます。
  Cアロマ
   ラベンダー、カモミール、レモン、サンダルウッドなどの香りを部屋に漂わせる
  D音楽
   バッハのG線上のアリアや、パッフェルベルのカノンなどのクラシック音楽は、ゆったりとして気持ちのいいムードを演出する。
5.寝る
   朝早く起きて、昼間働き運動すれば、夜になると自然に体温が低下してきて眠たくなるものです。
   ぬるめのお湯にゆっくりつかり、リラックスしてから眠りましょう