ビジュアル生理学のホームページより転載

ヒトは人生の3分の1(1日24時間のうち平均8時間)を眠ってすごします。睡眠は眠っているか起きているかだけではなく、いくつかの段階に分かれ、1晩のうちにこれらのステージを何回も繰り返しています。睡眠は脳波によっていくつかのステージに分類されます。
(1)ステージ1:入眠の初期のうとうとした状態ではアルファー波は消失し、4−7Hzの鋭波(シータ波(θ波))が見られます。
(2)ステージ2:睡眠がすすむと12−14Hz前後の紡錘紡錘波や0.5秒以上の持続をもつK複合が見られます
(3)ステージ3:さらに眠りが深くなるとデルタ波(δ波)と呼ばれる振幅の大きい遅い波が主体となってきます。これは0.5−3.5Kzぐらいの波の高振幅徐波です。ステージ3では20−50%をデルタ波が占めます。
(4)ステージ4:このステージでは50%以上をデルタ波が占めます。
ステージ1から4をノンレム睡眠とも呼びます。
(4)レム睡眠期:睡眠がすすむと速い眼球運動(Rapid Eye Movement:REM) を伴う入眠期の脳波を示す時期があり、抗重力筋の緊張が低下しています。この段階をレム睡眠期といいます。レム睡眠期では夢をみることがあります。レム睡眠は数分から数十分続きます。
 1晩のうちにノンレム睡眠とレム睡眠は約90−120分の周期で繰り返されます。
 睡眠のメカニズム:睡眠がどのようにして起こるのかははっきりわかっていませんが、プロスタグランディンという物質の関与が考えられています。
かなしばり?:睡眠中にからだが動かないということがありますが、これはレム睡眠の時期(体の筋力低下)と関係しているという説があります。